スポーツや恋愛、バトルやファンタジー、ホラーやギャグ…。漫画のジャンルは星の数ほどありますが、各ジャンルにおける「名作」漫画は必ず存在しています! 今回は数あるジャンルの中から、幅広い年齢層の人に楽しんでもらえるような面白い漫画80作品を一挙にご紹介! 「好きな漫画のジャンルがある」あなたも、「ジャンル問わず読みたい」あなたも、この機会に新たなお気に入り作品を見つけてみませんか?
目次
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学生時代は、恋愛や部活に明け暮れた人も多いのでは? 恋もスポーツも一生懸命だった青春時代。あの頃の甘酸っぱくて爽やかな記憶とともに、思わず胸がアツくなるようなおすすめの恋愛漫画やスポーツ漫画をご紹介します。
【あらすじ】バレーボールに魅せられた主人公・日向翔陽(ひなたしょうよう)。中学校でバレーボール部を自ら立ち上げた日向は、部員が少ないなか、やっとの思いで大会に出場できることになりました。しかし、試合では「コート上の王様」と呼ばれる影山飛雄(かげやまとびお)のチームに惨敗。あまりの悔しさにリベンジを誓った日向でしたが、進学した高校のバレー部でチームメイトとして影山と再会することに。
【作品情報】作者は、『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』で知られる古舘春一。テレビアニメ化やゲーム化された本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されたのち、全45巻で完結しています。
【おすすめするポイント】とにかく試合中の描写がリアル! まるで自分がバレーコートの中に立っているかのような、迫力ある画力に衝撃を受けること必至。バレーのルールを知らなくても、思わず手に汗握って応援してしまう、まさに青春スポーツ漫画の鑑のような作品です!
【あらすじ】中学の男子サッカー部に所属する3年生の青井葦人(あおいあしと)は、大会の出場をかけて熱戦を繰り広げていました。しかし、試合時間残り5分というところで相手チームから挑発された葦人は、相手に頭突きをして退場になってしまいます。おかげで試合には負け、高校への推薦の話もなかったことに。自暴自棄になり、ひたすら走り続ける葦人にひとりの男性が声をかけてきて…。
【作品情報】作者は、『水の森』や『てんまんアラカルト』で知られている小林有吾。舞台化もされている本作は、小学館『ビッグコミックスピリッツ』で好評連載中、24巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】この漫画、単にサッカー少年の成長を描いているわけではありません。近代サッカーの戦術や考え方の描写が非常に細かく描かれているんです! スポーツジャーナリストである上野直彦さんが取材・原案に携わっているため、リアリティのある表現ばかり。スポーツ好きも思わず唸ってしまいます。
【あらすじ】主人公・村尾潤平(むらおじゅんぺい)は、幼い頃に両親に連れられてバレエを観に行きます。バレエダンサーの踊りに魅了された潤平は、自分もバレエを踊りたいと思うようになりました。最初はバレエ教室に通うことを反対していた両親も、一生懸命に家の中で踊る潤平を目の当たりにし、入会を許可。無事、バレエ教室に通えるようになった潤平でしたが…。
【作品情報】作者は、『恋文日和』や『ピース オブ ケイク』、『溺れるナイフ』など数々の少女漫画を発表してきたジョージ朝倉。本作は小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』で好評連載中、20巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】夢を諦めざるを得なかった人や、夢を忘れて日々時間に追われている人にぜひ読んでもらいたい一作。でも、単なるスポ根漫画ではありません! 潤平やバレエダンサーを目指す人物たちが踊る姿は、指先や足の表現までもダイナミックかつ繊細に描かれていて、鳥肌が立ってしまうほどの描写力です。
【あらすじ】主人公・小野田坂道(おのださかみち)はアニメや漫画、ゲームを愛する高校生。アニメグッズを買うため、片道45km・往復90kmもある千葉から秋葉原への道のりを毎週ママチャリで通っていました。ある日、いつものように秋葉原に行こうとしていたところ、ロードバイクに乗って走る同級生の今泉俊輔(いまいずみしゅんすけ)と出会います。「斜度20%もある坂道をママチャリで進めるわけがない」と言う俊輔を横目に、坂道は鼻歌を歌いながらぐんぐん進んでいきます。その翌日、坂道は突然、俊輔から自転車レースを挑まれることになります。
【作品情報】作者は、『ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。』や『まじもじるるも』などで有名な渡辺航。実写映画化された本作は、秋田書店『週刊少年チャンピオン』で好評連載中、73巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】空前の自転車ブームを巻き起こしたスポーツ青春漫画。見た目も中身もオタクで一見ひ弱そうな主人公が、急な坂道のある往復90kmの長距離をママチャリで走りきるという、ギャップがイイ! オタクがスポーツに目覚め、持ち前の集中力を発揮してレースやライバルに挑戦していく姿に胸アツ間違いなし!
【あらすじ】お人好しでいじめられっ子の少年・柄本つくし(つかもとつくし)は、幼なじみで憧れの存在である橘小百合(たちばなさゆり)と同じ聖蹟高校に通うことになって大喜び。しかし喜んでいたのも束の間、つくしはいじめっ子たちから目をつけられ、殴られそうになります。そのとき、ヌンチャクを持った風間陣(かざまじん)という男が現れ、つくしを助けてくれました。陣からフットサルの試合に誘われ、約束の場所に向かったつくしでしたが、そこで彼を待ち受けていたのは…!?
【作品情報】作者は、『Over Drive』や『一瞬の風になれ』などを手掛けている安田剛士。テレビアニメ化された本作は、講談社『週刊少年マガジン』で連載されたのち、全42巻で完結しています。
【おすすめするポイント】爽やかな汗!駆けぬける青春!を感じたいなら、ぜひとも読んで欲しい一作。サッカー経験が全くないつくしが、人一倍努力し、健気に頑張る姿に心を打たれることはもちろん、チームプレーの面白さも純粋に伝わってきます。「絆」というワードを体現してくれているような青春サッカー漫画です。
【あらすじ】中学時代からバレーボールをやっていた主人公・下平鉋(しもだいらかんな)は、高校でバレー部に入学。「レギュラーになるぞ」と張り切って先輩たちに挨拶をします。しかし、鉋のポジションがピンチサーバーだったことを知った先輩たちの反応は微妙なものでした。一方、鉋と同じく新入生として入部した3人は、中学の対抗戦で東京選抜に選ばれた凄腕ばかり。1年生のなかで、鉋は一人だけ初心者練習をさせられますが、めげずに頑張ることに。翌日、朝練準備のために早めに登校していた鉋は、新入生の3人組から2対2の練習をしようと誘われますが…。
【作品情報】作者は、『PINCH SERVER』が「週刊少年チャンピオン月例フレッシュ賞」で特別奨励賞を受賞した荒達哉。続編である『ハリガネサービスACE』も出版されている本作は、秋田書店『週刊チャンピオン』で連載されたのち、全24巻で完結しています。
【おすすめするポイント】「誰にも負けない強い武器を1つだけ持っている」ことがこんなにかっこいいんだ! と思わせてくれます。サーブ以外はてんでダメな鉋ですが、努力で身につけたサーブで強豪達に打ち勝っていく姿は超必見、スカッとします!
【あらすじ】主人公・石森羽花(いしもりうか)は、しゃべるのが苦手で内気な性格の女の子。羽花は高校に入学する前に、レモン色の髪をした魅力的な美少年・三浦界(みうらかい)と出会います。その後、彼と同じ高校に進学した羽花ですが、なんとその高校には中学時代に羽花をいじめていた同級生たちもいたのです。再びいじめを受けそうになり落ち込んでいた羽花に、界は「助けを求めよう」とアドバイスをします。自分の性格に嫌気が差していた羽花は、界に変わるきっかけをもらって…。
【作品情報】作者は、『流れ星レンズ』で知られている村田真優。本作は集英社『りぼん』で好評連載中、16巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】自分を変えたいと思っている(あるいは思っていた)そこのあなた、ぜひ一読あれ。不器用だった羽花が、界との出会いによって前向きな性格へ変わっていく姿に、心が動かされるはず!
【あらすじ】主人公・小桜ののか(こざくらののか)は、子どものころに参加した年末のカウントダウンイベントで見かけた幸せそうなカップルに憧れを抱いていました。高校生になったののかは、「彼氏と2人でカウントダウンイルミネーションを見にいきたい!」と願うものの、一向に彼氏は見つからず。そんなとき、友達に誘われて参加した合コンで、同い年の桐山直也(きりやまなおや)と出会います。しかし、会った途端に直也から「一生彼氏ができなさそう」と言われるハメに…。
【作品情報】作者は、『高校デビュー』や『青空エール』で有名な河原和音。本作は集英社『別冊マーガレット』で連載されたのち、全14巻で完結しています。
【おすすめするポイント】純粋で真っ直ぐなののかと、何を考えているかわからない終始半笑い気味の直也のやりとりに、思わずニヤニヤしちゃいます。お互いの第一印象はいいとは言えなかった、ののかと直也。近づくほどに変わっていく2人の関係性に目が離せない、王道ラブストーリーです!
【あらすじ】男子バスケ部のマネージャーの主人公・町田由希(まちだゆき)は、バスケ部キャプテンの木戸(きど)に密かに想いを寄せていました。そんなある日、木戸に彼女ができたことが判明。失恋してしまった由希がひとり部室で泣いているところを、生意気な後輩・成瀬翔(なるせしょう)に見られてしまいます。もともと由希に興味を持っていた成瀬は、それから事あるごとに由希にちょっかいを出すようになって…。
【作品情報】作者は2年連続で白泉社電子書籍大賞を受賞したことで話題となったミユキ蜜蜂。本作は白泉社『花とゆめ』で好評連載中、21巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ツンデレな由希と強引でチャラい後輩・翔。話が進むごとに少しずつ変化する2人の関係性に注目! 生意気だけど、まっすぐな翔のセリフに、胸キュン必至です。バスケシーンをしっかりと描いているので、スポーツ漫画としても見応え十分!
【あらすじ】高校入学から2か月目のある日、教室の自分の机に男子の字で書かれたラクガキがあることに気がついた越野世理奈(こしのせりな)。書かれていたラブソングの歌詞が気になった世理奈は、歌詞に対するつっこみを書くことに。数日後、自分の席に誰かが座っているところを目撃した世理奈は、急いで駆け寄ります。そのラクガキを書いていたのは1つ上の水川先輩でした。先輩が気になって仕方ない世理奈は、何とか先輩に近づこうと頑張りますが…。
【作品情報】作者は、『片想いの逆襲』で有名な馬瀬あずさ。本作は講談社『デザート』で連載されたのち、全10巻で完結しています。
【おすすめするポイント】初めての恋、初めての彼氏、初めてのキス…胸キュン要素満載のスクールラブに思わず眩暈! 東京の下北沢を舞台にした情景描写がとてもリアルに描かれていて、この場所はあそこ? なんて考えながら楽むのも◎!
【あらすじ】友達とカフェにいた主人公・日生ほたる(ひなせほたる)は、隣のクラスのイケメン男子・花野井(はなのい)くんとその彼女が別れ話をしているところを目撃。その帰り、ほたるは雪が降るなか傘も差さずベンチに座っていた花野井くんを見つけます。彼に思わず、風邪を引くからといって傘を差してあげたほたるでしたが、まさかそんな行為だけで好きになられてしまうとは…。花野井くんから「付き合って欲しい」と告白されたほたるは戸惑いつつも付き合うことに。
【作品情報】作者は、『おはよう、いばら姫』で知られている森野萌。日本出版販売が運営する漫画賞「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」でもランクインした本作は、講談社『デザート』で好評連載中、8巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】長身でイケメン! 偏差値も80超えというハイスペックだけど気持ちが重たすぎる花野井くん、地味で恋が何かもわからない食べることが大好きなほたる。2人のアンバランスな関係と、猛烈アプローチを受けたことをきっかけに、次第に彼に興味を持つようになるほたるの心境にキュンです!
アツい戦闘シーンをこれでもか!これでもか!と繰り広げるバトル漫画は、大人から子供まで夢中になってしまう人気ジャンルのひとつ。興奮せずにはいられないド迫力の戦闘シーンがふんだんに盛り込まれたおすすめのバトル漫画をご紹介します。
【あらすじ】舞台は大正時代の日本。竈門炭治郎(かまどたんじろう)は炭を売りながら、優しい母と5人の兄弟たちと慎ましくも楽しく暮らしていました。しかしある日、一日家を空けた炭治郎が帰宅すると、そこには鬼に喰い殺された家族の姿が。唯一息のあった妹・禰豆子(ねずこ)を助けるために街へ向かうも、彼女は鬼になってしまいます。禰豆子に襲われかけた炭治郎は、そこで冨岡義勇(とみおかぎゆう)という剣士に救われて…。
【作品情報】作者は、2020年度の野間出版文化賞と芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したことで話題となった吾峠呼世晴。累計発行部数は1億5000万部を超えており、テレビアニメ化や映画化されている本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されたのち、全23巻で完結しています。
【おすすめするポイント】この漫画、バトルシーンがすごいだけではないんです。個性豊かなキャラクターたちに思わず感情移入してしまったり、涙なしでは見られない名シーンや名セリフがギュッと詰まっていたりと、とにかく引き込まれる要素が満載! 敵である鬼にすら、優しい思いやりを見せる炭治郎に心打たれること間違いなしです!
【あらすじ】類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、育ての親である祖父のお見舞いのため、病院に来ていました。しかし、「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を悠仁に残し、祖父は亡くなってしまいます。そこに現れたのは伏黒恵(ふしぐろめぐみ)という青年。恵は悠仁が以前拾った箱を「呪われたもの」だと言い、返すよう頼んできたのでした。しかし、箱の中身は空っぽ。「今夜、中に入っていたものの札を剥がす」と部活の先輩が言っていたことを思い出した悠仁は、恵とともに急いで学校へと向かいますが…。
【作品情報】テレビアニメ化もされている本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で好評連載中、16巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】悠仁が自身にかかってしまった呪いと対峙しながら、呪術師として成長していく姿に思わず魅了されます! また、悠仁ともに呪いを祓う恵や五条悟などの個性的なキャラクターも魅力的。彼らの能力を存分に感じられる、圧巻のバトルシーンは見逃せません!
【あらすじ】巨人がすべてを支配する世界。人類は自由を奪われた代わりに、安全な壁の中で暮らしていました。主人公・エレン・イェーガーは、立体機動装置を操り、壁外の巨人と戦う調査兵団に憧れる少年で、いつも幼なじみのミカサとアルミンと共に壁外の世界について話していました。その時、大きな衝撃音と共に100年間壊されることのなかった高さ50mの壁を超える巨人が現れて…!
【作品情報】作者は、読み切り作品『orz』で漫画家デビューを果たした諫山創。テレビアニメ化や実写映画化された本作は、講談社『別冊少年マガジン』で連載されたのち、34巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】なすすべもなく巨人に食われる恐怖と絶望がページをめくるたびに襲ってきます。なにより、姿かたちもバラバラで、人を襲い、よく食う(しかもよく走る)謎多き巨人の存在がとにかく強烈。エレンが「駆逐してやる!」と叫ぶ理由がよくわかります。街を囲む壁の秘密や、そこで生きる人類の歴史も謎に包まれたまま。伏線だらけのストーリー展開に目が離せなくなります。
【あらすじ】亡き父の借金を背負い、借金取りにこき使われる超貧乏な青年・デンジ。彼は絶望の淵でチェンソーの悪魔・ポチタと出会い、デビルハンターとして働くことを決めます。ある日、デンジとポチタは“仕事”という名目で、廃墟へ行くことに。そのとき、背後から何者かに狙われたうえに、その場にいたゾンビたちに襲われ、デンジは死んでしまいます。しかし、ポチタが自分の心臓を差し出すと、デンジは復活します。生き返ったデンジはゾンビたちを次々と倒していき…。
【作品情報】作者は、『ファイアパンチ』で知られる藤本タツキ。本作は集英社『週刊少年ジャンプ』で第1部が連載されたのち、集英社の漫画配信アプリ『少年ジャンプ+』で第2部が連載予定。11巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】1コマ1コマ細かい描写と迫力満点のバトルシーンは必見! チェンソーを武器にとにかく敵を切って、切って、切り刻む! グロめの描写が豊富で、刺激を求めている人にはおすすめです。
【あらすじ】紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代、戦争孤児である信(しん)と漂(ひょう)の2人は天下の大将軍になることを夢見て日々、精進していました。そんなある日、2人は秦国大臣・昌文君(しょうぶんくん)と出会います。そして、漂は仕官になることを命じられ、王宮に行ってしまうのでした。それからしばらくたったある夜、家の外で物音がしたことに気づいた信。扉を開けると、そこにいたのはひどい傷を負った漂でした。自分はもう助からないと悟っていた漂は、地図が示す場所へ向かうよう信に伝え、息絶えます。
【作品情報】作者は、『於兎松』が第40回ちばてつや賞ヤング部門で準大賞を受賞したことで話題となった原泰久。実写映画化されている本作は、集英社『週刊ヤングジャンプ』で好評連載中、61巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】戦争孤児だった信が漂の想いを受け継ぎ、天下の大将軍を目指すという歴史スペクタクル超大作。実在した、秦の大将軍・李信の物語であるというところも歴史好きを虜にしてしまうポイント! 武力だけで戦うのではなく、登場人物ごとに繰り広げられる頭脳戦や心理戦からも目が離せません。
【あらすじ】世界の神々が一堂に介し、1000年に一度天界で開催される「人類存亡会議」。ついにその会議で人類終末の決定が下されることに。しかし、その決定に待ったをかけたのは半神半人の戦乙女・ブリュンヒルデでした。「ただ滅ぼすのでは芸がない」と言うブリュンヒルデは、全13番勝負で先に7勝したほうが勝利となる、神VS人類最終闘争、通称「ラグナロク」の開催を提案。果たして人類の運命はいかに!
【作品情報】作者は、原作が『ちるらん~新撰組鎮魂歌~』で知られている梅村真也。構成が『僕と悪夢とおねえさん』で知られているフクイタクミ。作画が漫画家ユニットのアジチカ。本作はコアミックス『月刊コミックゼノン』で好評連載中、11巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ゼウスやアポロン、ポセイドンといった、図鑑や神話に登場する誰もが知る「神々」と、佐々木小次郎や呂布、始皇帝といった歴史上の偉人たちで結成された「人類」が、一騎討ちを繰り広げるラグナロクバトル漫画! 最強VS 最強のメンツだから力の勝負がハンパない! 次はどの神とどの偉人が戦うのか、気になる〜!
【あらすじ】舞台は明治末期の北海道。日露戦争時代、その鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と謳われた杉元左一(すぎもとさいち)は北海道にいました。ある日、川で砂金を採っていた杉元は、酒を飲んでいる男からアイヌが秘蔵している金塊の話を聞きます。「金塊を探すためのヒントは、網走監獄にいた死刑囚たちの体に彫られた入れ墨にある」と話すその男の体にも入れ墨が彫られていると気づいた杉元は、金塊の話が本当であると確信します。その瞬間、巨大なヒグマが目の前に出現。杉元は間一髪のところで、弓矢を持ったアイヌの少女に命を救われます。
【作品情報】作者は、『スピナマラダ!』で有名な野田サトル。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した本作は、集英社『週刊ヤングジャンプ』で好評連載中、26巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】北海道のアイヌ民族が登場! アイヌの人々の生活風景や言葉、食事など、アイヌ文化を学ぶのにもおすすめです。「アイヌ飯って本当に“ヒンナ”なのか…」と思ったら、もうあなたは本作にハマっている証拠です。また、登場人物たちは奇人変人ぞろいの個性豊かなキャラクターばかり。彼らが織りなすシリアスシーンのあとにくる唐突なギャグシーンは必見!
【あらすじ】「超常」が「日常」となり、誰もが特殊能力である「個性」を持つことが当たり前の時代。架空の存在であった「ヒーロー」という職業が脚光を浴びていました。主人公・デクこと緑谷出久(みどりやいずく)は、誰よりもヒーローに憧れていました。しかし、なんの個性も持っていないデクは周りからヒーローになれるわけがないと馬鹿にされてばかり。悔しい思いをしながら歩いているところ、デクは敵(ヴィラン)に襲われます。助けを祈っていると、そこにNo.1ヒーローであるオールマイトが出現!
【作品情報】作者は、『逢魔ヶ刻動物園』や『戦星のバルジ』などを発表してきた堀越耕平。テレビアニメ化されている本作は集英社『週刊少年ジャンプ』で好評連載中、30巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】「ドヒュウン」「ヒュオオオオ」「BOOOM」など、効果音を巧みに使った臨場感あふれるアメコミにも負けないバトルシーンは必見。その描写の凄さはもちろんのこと、ストーリーでもしっかり魅せてくれます。個性のない圧倒的なマイノリティだったとしても、想いと行動で変えられることはあるということをデクは教えてくれます。
【あらすじ】富、名声、力のすべてを手に入れた“海賊王”ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝」を巡って、世の海賊たちが戦いを繰り広げる大海賊時代。主人公・ルフィは村に滞在していた海賊・シャンクスと出会ったことで、シャンクスを敵視する山賊に目をつけられます。シャンクスは自分の腕を犠牲にして、ルフィを救出。村を去る間際、シャンクスは自分のかぶっていた麦わら帽子をルフィに託し、「いつか立派な海賊になって、返しにこい」と発破をかけます。10年後、大きくなったルフィはシャンクスとの約束を果たすため「ひとつなぎの大秘宝」を見つけて海賊王になるため、冒険の旅へ!
【作品情報】作者は、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された尾田栄一郎。テレビアニメ化や映画化されている本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で好評連載中、99巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】どんなに強敵でも、どんなに危険だと分かっていても、仲間のためなら迷わず立ち向かう主人公ルフィの姿勢がまっすぐ過ぎてとにかくカッコいい! それだけじゃない! 半ズボンと草履、そして麦わら帽子という軽快な格好からは想像できない、数々の名言がルフィの口から飛び出すので、ぜひ心震わせちゃってください! ゾロ、ナミなど、今後の展開に大きく関わる個性的なキャラも1巻から出てくるのでお楽しみに!
【あらすじ】人の体が突然炎に包まれてしまうという人体発火現象「焔ビト(ほむらびと)」が恐れられている世界。主人公・森羅日下部(しんらくさかべ)は、学校へ向かう途中、駅のホームで焔ビトに遭遇します。そこに、人体発火をした被害者を消火するための組織・特殊消防隊が現れて、あっという間に焔ビトを退治。憧れの眼差しで彼らをみていた森羅は、現場に来ていたシスターの頭上に物が落ちてくるのに気づき、咄嗟に駆け出して救出。そんな森羅の姿を目の当たりにした特殊消防隊は…。
【作品情報】作者は、『ソウルイーター』を手がけた大久保篤。テレビアニメ化されている本作は、講談社『週刊少年マガジン』で好評連載中、29巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ファンタジーのなかに、消防士という現実世界の職業が存在しているところが斬新な設定の本作。特に特殊消防隊の隊員それぞれが持つ炎を使う能力と、バトルシーンはド迫力! 胸もとで指を合わせ、「ラートム」「炎炎ノ炎二帰セ」って思わず言いたくなります。
【あらすじ】物語の舞台は19世紀末期のイギリス。セバスチャン・ミカエリスは、「女王の番犬」として政府の汚い仕事を引き受けるファントムハイヴ家当主、シエル・ファントムハイヴに仕えていました。彼は優雅なティータイムも、商談に必要なおもてなしも、全て一流にこなす凄腕の執事。主人の世話はもちろん、役に立たない使用人たちのフォローまでも完璧にこなしていきます。そんなセバスチャンとシエルはある秘密の契約によって結ばれていたのでした。
【作品情報】作者は、『Rust Blaster』で知られる枢やな。テレビアニメ化や実写映画化もされた本作は、スクウェア・エニックス『月刊Gファンタジー』で好評連載中、30巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】執事漫画の火付け役と言っても過言ではありません! 品位・容姿・教養など誰もが羨む条件をこれでもか!と言わんばかりに兼ね備えた完璧なセバスチャン。しかし、この漫画の魅力はそれだけではないのです。シエルとセバスチャンの間で交わされた契約の秘密がわかったとき、その面白さはきっと倍増します。
騙し、騙され、常に相手の一歩先を行く冴えわたる頭脳戦に思わず感嘆。並外れた知能を持つ超天才から、ギャンブルやゲームで圧倒的な才能を放つ超鬼才まで、頭脳を駆使したおすすめの漫画をご紹介します。
【あらすじ】主人公の少年・无(ナイ)は、嘉禄(カロク)という名の男と一緒に暮らしていました。しかし、ある日嘉禄は腕輪だけを残して无のもとから消えてしまいます。无は嘉禄を探して旅をしますが、その途中で国家防衛機関「輪(サーカス)」のミネという女に捕らえられてしまうのでした。大事な腕輪をミネに取り上げられ、必死に取り返そうとする无。そんなとき、无はミネの屋敷に盗みに入った花礫(ガレキ)と知り合い、ここから出たいから助けてほしいとお願いします。花礫は、嘉禄の腕輪の話を聞かせてくれることを条件に助けると提案。承諾した无は、花礫とともに屋敷から逃げ出すことに。
【作品情報】作者は、漫画家兼イラストレーターの御巫桃也。テレビアニメ化された本作は、一迅社『月刊コミックZERO-SUM』で好評連載中、27巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】きれいなイラストに加え、色使いが鮮やかだと定評のある本作は、その絵柄を見て購入を決めるという人も多いそう。腕輪や嘉禄の正体など、多くの謎を含んだファンタジー要素に頭脳バトルを組み合わせた設定が好きな人にはぜひ読んでほしい一作です!
【あらすじ】失業者が1000万人、完全失業率が15%を超える日本は、家庭崩壊や学級崩壊が進み、少年犯罪が増加の一途を辿っていました。そんななか、凶暴化する少年たちを恐れた大人は新世紀教育改革法「BR(バトルロワイアル)法」を成立。これは、「中学3年生1クラスを任意で選び、生徒たちに最後の1人になるまで殺し合いを行わせる」というものでした。そこで選ばれたのが、岩城学園中学3年B組の生徒たち。政府の手によってある島に連れていかれた生徒42人の悲劇が始まります。
【作品情報】作者は、原作が小説『バトル・ロワイアル』で注目を集めた高見広春。漫画が、『ブラック・ジャック NEO 』や『ブラック・ジョーク』などで知られる田口雅之。実写映画化された本作は、秋田書店『ヤングチャンピオン』で連載されたのち、全15巻で完結しています。
【おすすめするポイント】中学生による生き残りをかけた殺し合いがテーマとなった超問題作。「厳重管理された無人島」「生き残りをかけた殺し合い」「丈夫な首輪」…、どのワードをとっても怖すぎる! 高い画力で描くからこそ、旋律のグロテスクシーンには身震いしますが、バトル中に見せる友情や青春の1コマにはグッときます。
【あらすじ】クリスマスイブの夜、マヤという謎の女性とロシア人男性の間で、とあるウイルスの取引が成立。それから4か月後の日本、高校の新聞部に所属する主人公・高木藤丸(たかぎふじまる)とその部員たちは、横暴な教師のことを問題視していました。そんななか、部長の九条音弥(くじょうおとや)は、問題の教師を糾弾しようと計画します。動き出す部員たちとは裏腹に、具合が悪いと帰宅する藤丸。しかし家に帰った途端、藤丸は問題教師のパソコンにハッキングし始めます。
【作品情報】作者は、原作が天樹征丸名義で『金田一少年の事件簿』、『探偵学園Q』などを発表してきた龍門諒。漫画が、『創竜伝』などで知られる恵広史。ドラマ化もされている本作は、講談社『週刊少年マガジン』で連載されたのち、全11巻で完結しています。
【おすすめするポイント】少年漫画史を変えたとまで言われた話題作! 一見、普通の高校生に見える藤丸が実は天才的なハッキング能力を持つ伝説のハッカーだったという、ギャップに一票! 彼が天才的なハッキング能力を身につけたきっかけとは? 仲間だと思っていた人物に裏切られてしまう、ちょっと切ない展開もストーリーを盛り上げるポイントです。
【あらすじ】賭け将棋で生計を立てている人たちのことを、プロ棋士ではなく「真剣師(しんけんし)」という。そんな真剣師として生活していた青年・菅田健太郎(すがたけんたろう)は、これまで182戦の対局を行い、一度たりとも負けたことはありません。しかし、「アキバの受け師」と呼ばれる女性にはじめて負けたことが、健太郎の将棋熱を取り戻すきっかけとなります。そして、健太郎は裏で戦うハイクラスの真剣師達と戦うことになるのです。
【作品情報】作者は、『エアマスター』や『妖怪番長』で知られる柴田ヨクサル。ドラマ化された本作は、集英社『週刊ヤングジャンプ』で連載されたのち、全35巻で完結しています。
【おすすめするポイント】「9×9のたった81マス」という戦場で繰り広げる奥深い将棋の世界と、そこで繰り広げられる頭脳戦にシビれる! 難しいと思われがちな将棋用語についても丁寧に説明されているので、対局の様子もわかりやすく、将棋のルールを知らない人でもバッチリ楽しめます!
【あらすじ】なんの努力もせずに、日々浪費を重ねていた主人公・カイジこと伊藤開司(いとうかいじ)。ある日、ギャンブルで負けてしまったうっぷんを晴らそうと、路上駐車している車に傷をつけて楽しんでいました。そのとき、カイジのもとにスーツの男性が。とあるビルまで連れられてきたカイジは、かつてのバイト仲間・古畑(ふるはた)が借金を残して逃げたことを知らされます。カイジは、古畑が残した多額の借金を肩代わりすることになり…。
【作品情報】作者は、『アカギ〜闇に降り立った天才〜』やカイジシリーズを手掛けてきた福本伸行。実写映画化されている本作は、講談社『週刊ヤングマガジン』で連載されたのち、全13巻で完結しています。
【おすすめするポイント】これぞギャンブル漫画!とも称されるカイジシリーズの第1作目! 常軌を逸した数々のギャンブルに「なにコレ」と呟くこと間違いなし。帝愛グループという巨大な組織に立ち向かい、自由のために奮闘するカイジの精神力、もう脱帽です!
【あらすじ】天野雪輝(あまのゆきてる)は、携帯電話で日記をつけるのが趣味の中学生。学校の同級生たちと関わることを避け、空想の世界にいる時空王・デウスとその小間使いのムルムルとしか関わろうとしません。あるとき、雪輝は未来に起こる出来事が携帯に打ち込まれているのを発見。寝ぼけた自分が日記を打ったのかと疑う雪輝でしたが…。
【作品情報】作者は、『ビッグオーダー』で有名なえすのサカエ。テレビアニメ化やドラマ化された本作は、KADOKAWA『月刊少年エース』で連載されたのち、全12巻で完結しています。
【おすすめするポイント】主人公が殺人ゲームに巻き込まれていくサスペンスアクション漫画!なんですが、この漫画の最大の特徴は、雪輝のヘタレっぷり。主人公にも関わらず、(のちに登場する)ヒロインに守ってもらってばかりなんです。この先、雪輝がどのように成長していくのか(ぜひ成長してほしいと願いながら)読むのがおすすめ!
【あらすじ】東京大震災から10年が経過した2023年。中学生の五十嵐丸太(いがらしがんた)は、突然クラスに現れた赤いマントの男に、目の前で同級生たちを惨殺されます。唯一生き残った丸太でしたが、殺人犯の濡れ衣を着させられ、死刑を宣告されます。そして、死刑囚となった丸太は、完全民営化された特殊な刑務所「デッドマン・ワンダーランド」へ収容されることになりますが…!?
【作品情報】作者は、『交響詩篇エウレカセブン』で有名な片岡人生と、片岡の夫であり現在 『スモーキン’パレヱド』を共作で発表している近藤一馬。2011年にテレビアニメ化されている本作は、KADOKAWA『月刊少年エース』で連載されたのち、全13巻で完結しています。
【おすすめするポイント】本作は無実の罪で犯人に仕立て上げられてしまった丸太が、刑務所で生き残りをかけて戦う監獄サバイバルアクション! バトルを終えても、その後すぐに次のバトルをしなければならないという超絶不条理な設定と、幼馴染の少女・シロとの再会で運命が一変する丸太から目が離せません!
【あらすじ】舞台は心理状態を数値化し、犯罪に関する数値“犯罪係数”を用いて人間を管理する近未来の日本。西暦2117年の冬。公安局のビルに、一台の暴走車が進入するという事件が発生。暴走車の運転手は、「サンクチュアリ」と呼ばれる潜在犯隔離施設の心理カウンセラー、夜坂泉(やさかいずみ)という女性。自首を懇願し、美佳に小さなキューブを渡そうとした泉でしたが、キューブを落としたと同時に気が動転し、意識を失います。即時送還が決定した泉を送還するため、サンクチュアリへ向かう監視官の霜月美佳(しもつきみか)と執行官の宜野座伸元(ぎのざのぶちか)を待ち受けていたものとは…。
【作品情報】原作は、サイコパス製作委員会。作画が『PSYCHO-PASS監視官 狡噛慎也』で知られる斎夏生。テレビアニメからコミカライズされた本作は、マッグガーデン『月刊コミックブレイド』で連載されたのち、コミックスは全1巻で完結しています。
【おすすめするポイント】これまでのPSYCHO-PASSシリーズの主人公は常守朱でしたが、本作は新米監視官の霜月美佳にフィーチャー! 監視官として一回り大きくなった美佳の姿は必見です。シリーズの陰鬱とした雰囲気はそのままに、今までよりもミステリー要素が強くなっているところも◎。劇場版アニメ作品がコミカライズされた作品のため、先に映画を観てから読むのもおすすめです!
「嫌なことがあった…」「悲しみが止まらない」「イライラする〜!」なんてときは、難しいことは抜きにしてギャグ漫画でスカッとしませんか! まさかの設定でクスッと笑わざるを得ないものから、王道の爆笑ものまで、よりすぐりのギャグ漫画10作品をご紹介します。
【あらすじ】抗争相手の事務所を一晩で10か所潰した過去を持つ「不死身の龍」こと龍(たつ)。現在、彼はキャリアウーマンとして働く妻・美久(みく)のため、毎朝可愛いキャラ弁を作ってあげる主夫となっていました。ある日、いつものように妻を見送った龍でしたが、美久がお弁当を忘れているのに気づき、自転車で慌てて届けることに。その途中、警察からいきなり職質を受けて!?
【作品情報】作者は、『怪談囃子』や『サンタさんがやってくる!』など数々の作品を手掛けてきたおおのこうすけ。「このマンガがすごい!2019」オトコ編の第8位に輝いた本作は、新潮社のWEBマンガサイト『くらげバンチ』で好評連載中、コミックスは7巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】(料理するために)包丁を持っただけで任侠シーンに見えるけど…着てるやつ…エプロン! という、とにかく見た目のギャップとシュールな空気できっちり笑わせてくるギャグ漫画。掃除や洗濯、料理、PTA、近所付き合いなど…背中に刺青が入っている極道の風貌とは裏腹に、なんでもきっちりこなす主夫の鑑のような龍に、羨望(と笑い)の眼差しを向けざるを得ない…。
【あらすじ】主人公は、都会から遠く離れた平和なコンロン村に住む少年・ロイド。ロイドは軍人になりたいという夢を持ち、村を出て王都へ行く決意をしますが、村人たちは大反対。なぜならロイドは、村で一番弱い少年でした。しかし、コンロン村はかつて世界を救った英雄の末裔が暮らす村。村で最弱のロイドでさえ、一般人に比べれば規格外の圧倒的な強さを持っていて…。
【作品情報】作者は、原作が『信じてくれ! 俺は転生賢者なんだ ~復活した魔王様、なぜか記憶が混濁してるんですけど!?~』が始動したサトウとシオ。作画が『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』で知られている臥待始。キャラクター原案が、数々のライトノベルの挿絵を手掛ける和狸ナオ。テレビアニメ化された本作は、スクウェア・エニックス『ガンガンONLINE』で好評連載中、コミックスは8巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】THE 無自覚最強ファンタジー! 実は規格外の強さを持っている少年・ロイド。しかし本人が自分の強さに全く気づいていないというのが最大のポイントなんです。素直でお人好しな性格のロイドがその無自覚な強さで、さまざまな騒動を引き寄せてしまって、もう大変!
【あらすじ】人と魔物が共存する世界。魔王の人質にとられたスヤリス姫は恐怖に怯えるでもなく、ただただ暇を持て余していました。寝ること以外、何もやることがないのです。そんな姫の心とは裏腹に、常に慌ただしく騒がしい魔王城。唯一のやることでもある「睡眠」のための“安らぎ”がここにはありません。ある時、スヤリス姫は安眠できないのは「寝具の質が悪いからでは?」と思い立ち、ある行動を起こします。
【作品情報】作者は、『ぬいぐるみクラッシュ』で知られている熊野股鍵次。テレビアニメ化された本作は、小学館『週刊少年サンデー』で好評連載中、18巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】自由がない! 寝ること以外やることがない! でも、うるさくて安眠できない! そんな残念な環境の中、自身の安眠のためなら手段を選ばなくなっていくスヤリス姫の執念は、まさに鬼です! 姫のマイペースな日常と“寝具作り”という意表を突いた展開に、思わず笑っちゃってください。
【あらすじ】東京都町田を舞台に繰り広げられるアンバランスな恋愛漫画。主人公・玉緒(たまお)は、超ピュアなカリスマ黒ギャル。アパレル店員として働いていたある日の休憩中、窓を開けて、夜ご飯に何を食べようか考えていると、玉緒の頭にいきなり鳥が飛び乗ってきます。必死に振りほどこうと頭を動かしていると、地下のスーパーで働く山田(やまだ)という男性と運命的な出会いを遂げます。鳥が彼のほうへ飛んでいくのを見た玉緒は一目惚れ。彼になんとか接近しようと試みますが…。
【作品情報】作者は、『ポテン・ヒット・ガール』で有名な丸顔めめ。芳文社のWebマンガサイト『コミックトレイル』で好評連載中、 コミックスは3巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】黒ギャルという強烈な見た目の主人公が超ピュア! ギャルって本当は純粋で可愛いっていう説、本当なのかもしれない、と思わせてくれる純愛漫画です。見た目も全くさえない地味メン・山田との恋の行方を暖かく応援してあげたくなります!
【あらすじ】主人公・田端花(たばたはな)は、自分自身をブスだと思い込んでいる高校1年生の女の子。そんな彼女の日課は、早朝に登校して、花瓶の花を取り替えること。ある日、花瓶の花をつけて気取っている姿をクラス一のイケメン男子・上野陽介(うえのようすけ)に目撃されてしまいます。慌ててその場から逃げてしまった花。1人その場に取り残された陽介は花瓶の花が変わっているのに気づき…。
【作品情報】作者は、『こんなん生まれました。』や『特殊性癖Sの葛藤』で知られる作楽ロク。本作はKADOKAWA『ヤングエース』で好評連載中、9巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】「恋をするときれいになる」という展開はよくありますが、「見た目は変わらなくとも、中身は変われる!」ってことを教えてくれるのがこの漫画の素晴らしいところ。主人公の見た目はず〜っと変わらず地味なまま! でも、イイんです! 自信を持つ勇気と強さを与えてくれる一作です。
【あらすじ】どこにでもいる、ごく普通の女子高生の主人公・四谷みこ(よつやみこ)。雨の中、バス停で雨宿りしていると、突然彼女は普通の人には見えない異形の存在が見えるようになります。恐怖に怯えるみこでしたが、抗うでも立ち向かうでもなく、異形の存在が見えていることを悟られないように、とにかくシカトをし続けることを決意。ひとまず、盛り塩を用意して就寝しようとするみこですが、まったく効果はなく…。
【作品情報】作者は、『ネンドウ』や『AIM〜エイム〜』で有名な泉朝樹。本作はKADOKAWAの無料コミックポータルサイト『ComicWalker』で好評連載中、コミックスは5巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】「ホラー漫画?」と思われそうな感じですが、特に異形の存在と戦うわけでもなく、かといって呪われるわけでもなく、ひたすら無視をするだけの完全コメディです。可愛く描かれている人間たちとは裏腹に、おばけたちの絵柄は妙にリアルでめちゃくちゃ気持ち悪い! クオリティが高い作画に圧倒されますよ。
【あらすじ】暴力と腕っぷしで「桜樹組の悪魔」と恐れられ、若干28歳にして組の若頭を担う霧島透(きりしまとおる)。ある日突然、組長から呼び出され、直々に仕事を言い渡されます。その仕事は、小学1年生になった組長の娘・八重花(やえか)のお世話係。自分にまったく懐く気配がない八重花に先が思いやられる透でしたが、世話係をするうちに今までにない感情が芽生えてきたのです。
【作品情報】作者は、本作で漫画家デビューを果たしたつきや。本作はマイクロマガジン社『コミックELMO』で好評連載中、コミックスは5巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】子守をした経験なんて一切ないゴリゴリのヤクザが、小学生の女の子を喜ばせるために、授業参観や公園遊びと一生懸命育児に向き合い、悩み、翻弄される姿にほっこり! 透と八重花の距離が近づいていく様子をじっくり楽しんでください。
【あらすじ】地獄で閻魔大王の第一補佐官として働く主人公・鬼灯(ほおずき)は、優秀な鬼。誰にでも情け容赦ない態度で接し、頼りない閻魔大王を叱咤激励、時には暴力や暴言を用いて閻魔をサポートするドS補佐官です。補佐官の業務だけにとどまらず、実務においても凄腕の鬼灯は、地獄の至るところに出向いては問題を解決していました。そんなある日、鬼灯のもとに「鬼と戦いたい」という桃太郎(ももたろう)が現れ、戦いを挑まれます。
【作品情報】作者は、『出禁のモグラ』で知られる江口夏実。テレビアニメ化された本作は、講談社『モーニング』で連載されたのち、全31巻で完結しています。
【おすすめするポイント】「地獄なのに、川が氾濫したり、財政破綻したり!?」と笑いを誘うネタが盛りだくさん。地獄でおきるさまざまな問題に鬼灯が鋭く切り込んでいく、バリバリのギャグマンガです。誰もが知っている桃太郎やカチカチ山のうさぎなど、おとぎ話の有名キャラクターたちも続々登場するので乞うご期待!
【あらすじ】富士山を見るため自転車でキャンプ場を訪れたものの、日が暮れて帰れなくなってしまった各務原なでしこ(かがみはらなでしこ)。同じく自転車にキャンプ道具一式をくくりつけ、シーズンオフのキャンプ場に訪れていた志摩リン(しまりん)。路頭に迷っていたなでしこは、キャンプをしていたリンに助けを求め、カップラーメンをごちそうしてもらいます。そこで、なでしこが目にしたものは…。
【作品情報】作者は、「このマンガがすごい!Web」で話題のあfろ(あふろ)。テレビアニメ化やドラマ化もされている本作は、芳文社『まんがタイムきららフォワード』から移籍したのち、芳文社公式マンガ配信アプリ『COMIC FUZ』で好評連載中、コミックスは12巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】かわいい絵柄と独特の世界観が特徴のゆるキャン△。キャンプに興味なかった人でも、「女の子でも楽しめる、ゆるいキャンプがある!」「キャンプ飯、食べたい!」「思ったより、キャンプって難しくない!」と、その魅力にハマること間違いなし! キャンプの楽しみ方や必要な道具なども丁寧に解説されているので、初心者にとっては“新たなキャンプバイブル”と言えるかもしれません!
【あらすじ】17年間の昏睡状態から目覚めたおじさんに会うために、彼の病室を訪れた甥のたかふみ。しかし、おじさんは日本語ではない奇妙な言葉を話すようになっていました。呆然と立ち尽くすたかふみにおじさんは、「自分は今まで異世界・グランバハマルにいた」と言い出します。信じることができないたかふみでしたが、魔法を使う姿を見て一変。「おじさんの魔法の力を利用してお金を稼ごう」と閃いたたかふみは、異世界から帰還したおじさんをYouTuberにすることを決意します。
【作品情報】作者は、ニコニコ静画やPixivなどで活動する殆ど死んでいる(ほとんどしんでいる)。「このマンガがすごい! 2020」 オトコ編 で11位に選ばれた本作は、KADOKAWAの無料コミックポータルサイト『ComicWalker』で好評連載中、コミックスは6巻(2021年7月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】一般的な異世界転生モノでは、主人公が生まれ変わった世界で「やり直そう」「よくわからないけど、やるしかない!」と奮闘するストーリーが多い中、本作は長年昏睡状態だったおじさんが異世界から現実世界に戻ってくる逆パターン! 向こうの世界でさぞ活躍してきたのかと思いきや、異世界にいたときのおじさんには辛いことしか起こらず…。すべてが逆の逆をいく設定で、まるで笑いの巨大迷路に迷いこんだ感覚になります。