物語に出てくる人たちの諦めの言葉、慰めの言葉…営業課女性上司のため息をつく様な「至上のセック○はこの世にはない」などの全ての言葉に、そうだよね…と、みんなと一緒に飲みたかったです。
お話は社員寮が舞台なので、明るく集う人たちでわちゃわちゃ
としているのですが、それぞれが抱えている白黒つかない人生が、とてもリアルで良かったです。
今市子先生の作品は学生時代に読んだ「百鬼夜行抄」振りで、どこか物哀しげな人物描写が好きでした。 うん10年振りに、それもBL枠でまた作品を読むことができて、懐かしい気持ちと、頭の中でムフフ…とせずに今市子先生自身が絡みのシーンを描いて下さっている事に感動でした。(先生のファンの中には、嫌な方もいらっしゃるかもしれませんね、すみません、)長い経歴の作者さんだからこそ、これだけの登場人物を違和感なく個性豊かに描く事ができるんだろうなぁ…と思いました。 セール中で申し訳ない様な…有り難かったです。濃厚シーンはありませんよ〜。
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