自分の実体験元にしてるんだろなと伝わるからこそしんどさがえぐい。しかも、ちょっとわかるなーってシーンあったからわしも昔いじめられてたのかなと今更ながら思った。作者は繊細で敏感にそういうのを感じて、だからこそ吐き出す場所を欲して漫画家になるべ
くしてなったんだと思った。呑気者のわたしとは違う。自分の辛い体験と向き合って自分の話を描けるってすごいことだと思う。だって自分のトラウマに向き合うのはエネルギー使うし辛い。だから自分とは違うヒーローを主役にした少年漫画やらファンタジーやらにみんな逃げるじゃない。みんなってのは読者だけじゃなくて作者もそう。自分を漫画に描く行為はナイフで身体中グサグサ刺される痛みを伴うほど辛い行為だ。それができるってのがすごい。自分の裸をみんなに見せられることが。わたしにその覚悟はまだない。
共感出来たり強く心に響く話描ける人って自分の実体験を元にしてたりするよね。わしが誰の心にも響かない薄い漫画しか描けないのは自分から逃げてるからって本当はわかってるんだ。自分に向き合いたい。
そう思わせる作品でした。山田花子さん、ありがとう。
もっとみる▼