年下ワンコが大好きな自分にとって高評価で気になる作品であったものの、値段が高いかなと思って購入を迷っていたのですが、思い切って買ってよかったと思わせてくれる秀作でした!
高嶺の花のヒロインに一途に想いを寄せるヒーローが、一度離れてもなんと
かつながりを保とうとしていじらしいアプローチを仕掛けます。その過程には、大きなハプニングも障害もないし、セリフも自然体。仕事を通じて繋がった人間関係が、思いがけないところで2人を結びつける、現実にもあるんじゃないかというリアル感と、徐々に盛り上がっていく高揚感にグイグイ引き込まれていきます。背景にある人間関係や登場人物の人柄や心情の変化などを丁寧に描写しているのがすごい。年下ワンコは好きなジャンルですが、途中からそんなことはどうでもよくなって一気に読了してしまいました。作者様の表現力、描写力が素晴らしい、たくさんの人に読んでほしい作品です。
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