1947年6月24日に、アメリカの実業家で自家用機パイロットのケネス・アーノルドが、ワシントン州のレーニア山付近を飛行中に9機の奇妙な飛行物体を目撃したことから、いわゆるフライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)が世界的に注目を集めるようになりました。この空飛ぶ円盤という謎の飛行物体、すなわちUFO(未確認飛行物体)がアメリカの国防に脅威をもたらす可能性を考慮して、米空軍がUFO調査機関を設置したほどでした。 もちろん、アーノルド事件以前にもUFOとおぼしき謎の飛行物体は世界の各地に出現していましたし、それにともなって宇宙人と想定されるUFOの搭乗員も、少なくとも19世紀の終わりには目撃されています。ですが本書では、UFO時代の幕開けとなったアーノルド事件以後に目撃された宇宙人に限定して紹介しています。1947年(発端)=3件、1,950年代(展開)=15件、1960年代(深化)=15件、1970年代(拡散)=23件、1980年代(混迷)=7件、1990年代(謀略)=5件の68件に加えて宇宙人タイプ別索引、さらに「宇宙人のタイプ」(ヒューマノイド、アニマリアン、ロボット、エキゾティック、アパリショナル)をコラムとして掲載しています。