(小説、約1/3ずつで短編3つ、計3組の話)。
シリーズ2組の後日談(表題作+双曲線上のリアリズム)+藍の父の話(逆理Paradox)。
順番は、
<白鷺シリーズ3冊(1キスは大事に→2夢はきれいに→3恋は上手に)→スピンオフ2冊
(4平行線上のモラトリアム→5垂直線上のストイシズム)→6蜜は夜よりかぎりなく(後日談短編集)→?>
時系列でいうと、
表題作は藍が大学に入ってからの話なので、スピンオフの4冊目平行線上と5冊目垂直線上の間の話。
2つ目の双曲線上は朋樹が就職してからなので、5冊目垂直線上の後です。
3つ目のParadoxは藍の父の若かりし頃の福田や愛とのいきさつなので過去になります。
シリーズファンにはオススメ。
藍や朋樹たちの数年後が垣間見れます。
そして、父。。
うーん、、
福田が本編でほんと嫌悪感が強かっただけに、正直読みづらかった!
反吐が出そうな奴ですが、衛が入れ込んだだけの何かがあるはずなのに、この短編だけじゃ短すぎる!
ダイジェスト版みたいに話が早すぎて、衛が惹かれた福田の魅力が皆無なのが、本当に惜しい。
この人の話はそれこそ本編並みに数冊、せめて1冊以上かけて書かれないと、わからない気がした。
にしても寂しい人で切なくなりました。
その分藍には幸せな人生を送って欲しくなります。
朋樹も。
さらなる数年後、10年後の話とかあったら読みたいですね。
でも、これでシリーズ終了かな。
読み応えあるシリーズでした。
作者さん、お疲れ様です。
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