(小説)
*BL誌のHolly NOVELSで読みました。
本作は一般小説なので割安にはなりますが、元作品とどれほど違いがあるかわからないので、原作と思われるBL誌で購入しました。
<*出版社の違い>
作者さんの有名作、美し
い人を購入時に散々調べましたが、どうやらBL誌と講談社版では全く同じではないようです。
講談社版は一般書籍だからかお徳になるけど、後日談が入ってなかったり(これの読み逃しはもったいなさ過ぎる!)文章も若干違うようです。
本作は目次で見ると、講談社もHolly版と同様に秘密3まであり違いはあとがきだけですが、書き直しもよくされる作者さんだから、どれだけ内容に違いがあるかはわかりません。
作者さんファンの方なら、安易に安いからと講談社版での購入はオススメしません。
違いを確かめてからどちらで買うか、選んでください。
***
読み手の想像がつかない巧妙な展開、重厚な読み応えのエンド、重く切ないBL粋を超えたテーマで、腐読者だけでなく幅広い層に読みうる作品を書かれる作者さん。
そのせいか、本作のように同タイトルで一般書籍講談社版が発刊されている作品もあります。
本作はそこまで身を千切られるような苦しさは少なくライトな読み応え(≒読みやすい)ですが、他の作者さんに比べたら重さはあります。
1,2,3と区切られ3部作になってるけど、それぞれ視点、時間が変わります。
最初は、なんじゃ、この問題児コンビは!
と本人たちは超シリアスにもかかわらず、読み手はコメディかよ、と感じるような可笑しさがほのかにあるけど、後半は意図が少し変わってきます。
充の健気な一生懸命生きる姿勢に、心が打たれました。
贅沢言うなら最初の主人公、啓太の奥行きがもっと欲しかった!
充はわかったけど、啓太は??
彼の問題点に照らしたストーリーも読みたかったです!
途中番外編、後日談、続編、なんでも良いから書いて欲しい!!!
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