魔力がほぼないというだけでダメなヤツ扱いされる酷い貴族社会に傷つけられながらも、前をしっかり見据えて頑張る心優しいヒロイン。それにベタ惚れする、色々秘密があるけど優秀な魔術師のヒーロー。色んな誤解がありつつも、前半でしっかり誤解をといて相思
相愛になり、終盤の事件へとお話が進んでいきます。ヒロインは文句なしにいい子だし、ヒーローも秘密はたくさんあるけど基本まっすぐでいい人です。ガッツリと悪役に酷い目にあわされますが、キチンと救われるので後味も悪くないです。ヒロインの母親は最低な母親だけど、双子の妹がちゃんとヒロインの味方だったので、読んでるこちらもホッとできました。魔法が出てくるファンタジーものでしたが、設定がしっかりしているので安心して読めました。作者さまの文の書き方が好きです。
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