先生の作品は胸が苦しくなるほど切なさと想いの強さがキュンキュンきます。今作品はヒロインがヒーローにかなり振り回されていて、ヒーローにも少し落ち込んでもらうストーリーが好みの私としては、ヒーローが余裕がありすぎて何となく思い通りにされていく様
が面白くなく、ヒーローからももっと切実に求めてもらいたかったなぁ。と。想いを伝え合った後、高校時代の賭けだったファーストキスの件では、本気だったとしても何故友だちと賭けの勝ち負けの会話になったのか、今になって明かされるヒーローの本音が聞けるかと思ったけど、そこはスルーになってて本気でなければしないの一言。それがどうして友達も見ていることがわかっているシチュエーションでやったのか?そこがクリアできなくて読後も心残りです。10年も離れていて心を震わせるような告白もなく、騙すように流されるように散々肌を重ねてから、ずっと忘れられなかったと言われてもなぁ。ラストは畳み掛けるようにバタバタで終わった感がして星四つでした〜
もっとみる▼