日本の音楽界における代表的なバンドの1つであるスピッツ。現在では既に結成から30年を過ぎていますが、本書はスピッツ結成時から20年間(1987年〜2007年)のバンドの歩みをメンバー4人それぞれの言葉で書き綴られています。スピッツと言えば、
もはや日本で1曲も知らないという人は居ないであろうと思われるぐらい圧倒的な存在感のあるバンドではありますが、そんなスピッツもこの20年間決して順風満帆だったわけではなく、苦難を乗り越えつつ前へ前へと歩み続け、今なおその足を止める事なく活躍し続けている“凄いバンド”だというのが本書を通してよくわかりました。スピッツのファンの方ならば言うまでもなく、プロを目指してバンドをやっている人たちも、趣味で仲間と楽しく音楽をやっている人たちも、スピッツがどのような道を辿って来たのか、ぜひ本書を読んで知ってもらいたいと思います。そして、本書を読んでから改めてスピッツのシングルやアルバムにじっくり耳を傾けてみる事をおすすめしたいです。
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