シリーズ本編6作目。折り返し地点まで来て、満を辞して「映のトラウマ」登場回となりました。正直、何度となく名前は上がっていて悪事みたいな事を語られてはいても「トラウマと言うほど酷い事でもないのでは…」と予想していましたが、とんでもない。予想以
上に重く深い(不快)闇があって衝撃的でした。先生は、分かりやすく丁寧に伏線を引いて下さっていて、読者は考える時間を与えてもらっているのに、蓋を開けてみれば予想外の展開だったり想像以上の事実が隠されていたりで、全く先が読めませんでした。今回はコメディ(雪也のとんでも行動)とダークな面(実験とか言ってしまう外道なトラウマの元凶)とのコントラストが強烈な話だった気がします。禍転じて福となすではないけれど、結果的に映と雪也のラブ度が上がったのは良かったと思えました。
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