『深窓のオメガ王子〜』シリーズで先生にハマり、続けて評価の高かったこちらを読んでみました。前作でもオメガバースの割に(もちろん切ない面もちゃんとあります)明るい感じが好みでしたが、高評価と期待を裏切らない面白さで、終始ニヤニヤ、時々ブフッと
吹き出すくらいでした。
もう出だしから色々と「いやいやいや…えぇ!?」という場面が多すぎて笑いました。特に前半の山場での「パタエカ」には、「あり得ないっしょ」と思いつつ予想通りの展開に吹き出してしまいました。いくら近代文明から隔絶された未開のジャングルの少数部族と言ったって…な、笑いに走った設定が山盛りで、人に見られてないのをいいことにニヤニヤしながら読みました。
基本的に学術的な内容とか社会の仕組みとか、そもそもBLなので真面目に純愛なお話とか、めちゃくちゃシッカリしてるんです。してるんですけど…面白さが一人勝ちしてるかんじで楽しかったです。あとがきで、やはり先生自身が楽しくノリノリで執筆した気配が伺えて二度面白かったです。
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