あまり馴染みのない世界観や王族まわりを主題としているので面白くは感じるが、
文章やセリフが直線的で面白みがなく、一般的な小説(他のなろう系作品含む)の文を『表意』とするなら、この作品は『表音』であると感じる。
主人公含むキャラの掘り下
げがなく、また、主人公の心情を描かないので、読んでいるとすべてが利に基づく行動かも?という思いがチラチラ浮かんでしまう。
あと、レベルや能力の表記が主人公のものしか分からないので対比ができない、まあすごいのだろうという以外に思うことがない。
そもそも、少し垣間見えた前世の人物像で、なぜここまでの実績が出せるのかが疑問、というか、環境が悪くても前世でも実績がないとおかしいレベル。補足があればとりあえずの納得もできるが…。
絵はパーツパーツは見ることができるくらいで、全体が見えるなどの引いた絵になればなるほど酷くなる。表紙が一番マシに描かれている。あと表情も状態に合っていないことが多い。
この作品の感想としては、初めてのマンガ(真新しさ)的な補正がすべてで同系統作品があり、それを読んでいたら、そこまで面白いとは感じなかったと思う。
書き下ろしはそこまで魅力に感じなかった。
補正込みで☆3.9
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