前作から先生の作家としての苦悩を聞いていたので、余計にグッときました。全体的には大団円…厳しくも温かい(義)親兄弟や身近な人々との何ものにも代え難い大切な時間・空間・言葉が散りばめられた、優しい光をたたえる世界に浸れました。ここまで読んでや
っとレビューで詳しく紹介して下さっていた方の『獣』『東西』シリーズとの繋がりが分かってきました。『獣』シリーズが今作でラストに登場した廉の話(関西が舞台の西)で、『龍と竜』シリーズが関東が舞台の東で、『東西』シリーズが颯太と廉の話…と、こういう事なんですね。という訳で、今回初めて知った廉という男が大変気に入り関連シリーズにも手を広げようと『獣』と『東西』のあらすじやレビューを読んでみました。やはり『東西』は、颯太と廉なので面白そうです。でも『獣』は…ちょっと無理かなと思っています。多分ですが、レビューの感触から想像するに、メチャクチャ過激っぽいので。ほとんど地雷はないのですが、過激すぎる(心身共に)暴力はダメです。そんな私でも『東西』までは読めそうな気がするので、セールやクーポンがある時にトライしようと思います。
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