レトロゲー専だった対人恐怖症気味の主人公がついにVRゲームを手を出します。VRゲームでもぼっちを貫くのか!?と書きつつ表紙見れば一目瞭然。
VR系小説って苦手だったんですが、この作品のおかげでかなり緩和されました。
こういう小説はやっぱ
り主人公がゲーム上手くないと話が進まなかったりするのでそういう意味のご都合主義はありますが、主人公がゲームをソロ、または友人たちと楽しむ様は本当に楽しそうなので読んでいて思わず久々にMMOゲームやろうかなあと思ったくらいでした。友人たちだけでなく家族との描写もちゃんとあるところが個人的にポイント高いです。
もうひとつの魅力は作中で登場するゲームがいちいち楽しそうなところですね。やってみたい。
ラオシャンで無慈悲な弱肉強食を体感し、ドラスレで陽キャたちの間で右往左往してデスブラでガチ勢たちに怯えながらも興奮し、IRのレイドで運営に絶望してまた最後にラオシャンに還るのです…。
ただ書籍版はWeb版にあった描写を端折っている代わりに新規描写が増えたりしているところに注意です。Web版読んでいる身としては嬉しいですが、読んでない人だとちょっとびっくりするかもしれませんね。
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