1、2と読んで、パターン化したかのような空良の(高虎の留守を守るとかサブ的な)役回りとか立ち位置でしたが、打って変わって前線ではないにしろ戦場へ…の展開にいい意味で裏切られました。空良の取った戦法については、私も当てましたので結構分かる人は
いたのではと思います。でも、戦後の後処理で降伏した者に対する意外にも辛い現実を突きつけられて、初陣ですし心折れるのではないかと心配しましたが、高虎の考えに沿う形で納得していたのを見て、強くなったなぁと感心しました。あとがきで先生も仰っていますが、今までは受け取る愛情なり幸せなりに感謝して、己を犠牲にする事で恩返ししていた空良が、初陣を経て「貢献しよう」という関わり方に変わっていった事に成長を感じました。高虎という尊敬に値する高みを目指して頑張る姿がいじらしく可愛いと思いました。
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