この方の作品、今作で4作目です。
でも、こはく文庫のを買うのは失敗でした。奥付が手抜きで、2021年出版なのか2022年なのかはっきり分からないし、作者のあとがきもなし
初めて読んだ「暗殺人形は〜」には、きちんと あとがき もありました
。
シンプルな作品で、ブレることもなく、セリフのやり取りでその人の変化も丁寧に描かれていて読後感も良かったです。出自をごまかすための呪詛、それを徹底する日々の修行? それの積みかさねの面倒くさいヒロインを、豪胆に受け止めて、殻から脱却させるヒーローの懐の深さがとても面白く読めました。
イラストが表紙だけでしたが、作中のキャラがにじみ出ているように思います。
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