この作家さんの描くヒーローは、ナイーブで臆病で、シャイでヘタレ、少年のガラスのハートを残したまま大人になった男子、対してヒロインは肝っ玉というか、逞しくしぶとく、女の執念で一途にヒーローを追いかけて、最終的には落として(堕として?)手に入れ
る、というパターンが多い気が。
なので、このお話も、長年の意思疎通不足による双方の誤解で拗れまくった二人が、中盤過ぎまで結構じれじれし続けます。
ヒーローのヘタレっぷりにじれったくてイーっとなります。
最後はもちろんハッピーエンドですけどね。
読み応えはありました。
追加の後日談とかがなかったのがちょっと残念でした。
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