タイトルや表紙絵から軽い恋愛ものを想像していたのですが、少し違いました。厳しい警察学校で切磋琢磨しながらも共に成長していく青春物語ですが、その根底には痛ましい事件の陰が常に付き纏っていました。同じ痛みを共有しながらも相容れない二人にもどかし
くなりましたが、何度もぶつかり合う中で少しづつ打ち解け合い、抱え続けた自責の念から解放されていく様子は感慨深かったです。恋愛面よりも訓練の様子や事件性に比重を置いた作品で少し物足りなさもありましたが、くっ付いてからの攻めの液状化が楽しめました。四角四面で堅物過ぎる攻めの今後が少々心配ではありますが、きっと受けが側で支えてくれると思います。とてもバランスのとれた二人だと思いました。
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