前作からの話を引き継いで、諸々のいざこざに苦慮しつつ新領地の再生に努める高虎と空良。新領主になったからには、まず自国の安定を計るのは当たり前だと思うし、それをやってのける力はあると思っていましたが、まさか他国を巻き込みながらこうも広範囲に話
が広がるとは思ってもいませんでした。
今回も空良の役どころが重要ですが、まぁ結果はある程度予想できました…だって空良ですもの。普通は空良みたいに良い人すぎる性格の子が主役だと、読める部分もあって飽きが来ないとも限らないと思います。でも、高虎や魁傑など魅力的かつ強烈な個性を持つ面々が脇を彩り、華麗なる相乗効果でいつまでも新鮮に楽しい気持ちで見ていられる素敵な作品です。
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