オメガバースものでは基本の「運命の番」の設定を、「運命に翻弄されながらも、必ず巡り合って愛し合う二人」のように解釈した作品。パッと見た瞬間に街中で発情するとかよりも説得力がすごい。
何度もすれ違って、もう終わりかなと思うくらい打ちのめされて
…絶望と表裏一体という感じ、これが運命。
第一次世界大戦の頃の時代設定と、フランス・ドイツを舞台にしたことにも、その設定しかないっていう必然性を感じた。やっぱり小中大豆先生すごい。あらゆる時代・設定を網羅しようとご自分に課しているのか…？
イラストも、この作品の中に静かに漂う不安感を表しているような控えめな美しさですごく良かった！
ケヴィン姉さんの包み込むような優しさが良き。
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