幾重にも隠された真実。隠さなければならなかった真実は陰謀に塗れて何人もの人生を翻弄し命さえ奪った。たった1人の邪な考えの者のせいで…。まず読み始めから引き込まれ、真実はどこに?と胸が締め付けられるほどの緊張感を持った。裏切られた悲しみと憎し
みに苛まれながも忘れられずに一途に王妃を思う王と、その王を守るために真実を隠した王妃。高貴な身分から虐げられ悪女と蔑まれる身となっても王を思うが、2人の気持ちはいつ交わるのか。落とし所はどこに?王妃の真実は?中盤まで謎のまま物語は進む。味方だと思っていた者の裏切り。親でも親族であっても騙そうと裏切ろうと企む。二転三転する敵味方に息を呑む展開で一気に読まないと勿体無い!主人公2人の切ないほどの想いに胸打たれます。
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