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このて 左【特典付き】【イラスト入り】
2巻完結

このて 左【特典付き】【イラスト入り】

1,700pt/1,870円(税込)

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作品内容

【ファン待望の長編小説、上巻!】その夜、会社員の須賀一人が自宅アパートへ帰りつくと、ドアの前に見知らぬ少年が蹲っていた。彼は、一年前に亡くなった、一人の飼い猫のハナだと名乗る。不審に思いながらも突き放すことができず、「ハナ少年」と同居生活を始める一人。祖父母とハナしか知らない記憶をなぜか語る少年は、やがて一人の孤独な生活と心に変化をもたらしていく。しかし一人には孤独に生きる理由があった。それは自分の手が、「消えろ」と願ったものを消す力を持っていることだった。償いの人生を生きる男と、猫だと自称する光り輝く少年の、花々が咲きほこる極彩色の愛の行方は――。 丹地陽子先生の美麗なイラスト入り♪ 【紙書籍特典のショートストーリー付き】(※紙書籍の特典と同内容です。)

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • このて 左【特典付き】【イラスト入り】

    1,700pt/1,870円(税込)

    【ファン待望の長編小説、上巻!】その夜、会社員の須賀一人が自宅アパートへ帰りつくと、ドアの前に見知らぬ少年が蹲っていた。彼は、一年前に亡くなった、一人の飼い猫のハナだと名乗る。不審に思いながらも突き放すことができず、「ハナ少年」と同居生活を始める一人。祖父母とハナしか知らない記憶をなぜか語る少年は、やがて一人の孤独な生活と心に変化をもたらしていく。しかし一人には孤独に生きる理由があった。それは自分の手が、「消えろ」と願ったものを消す力を持っていることだった。償いの人生を生きる男と、猫だと自称する光り輝く少年の、花々が咲きほこる極彩色の愛の行方は――。 丹地陽子先生の美麗なイラスト入り♪ 【紙書籍特典のショートストーリー付き】(※紙書籍の特典と同内容です。)
  • このて 右【イラスト入り】

    1,700pt/1,870円(税込)

    【ファン待望の長編小説、下巻!】「ハナ少年」の正体を知った一人(かずと)は自分たちが夢見た幸せを叶えるため、彼ともう一度生きていくことを決意する。しかし彼らの道程にはいくつもの困難があった。様々な人間と接する中でそれぞれ違った「正しさ」と衝突し、懊悩するふたり。お互いが求める幸福にも齟齬を感じ始め、離れていきそうになる心を繋ぎとめながら、現実とむきあい続ける。そして一人が持つ「消す力」の更なる側面も明らかになり、しかも、その力を持つ者は一人(かずと)だけではないと気づいて……。護る者を得て再び人生へ歩みだした男と、夜の闇をも照らす光り輝く少年の、花々が咲きほこる極彩色の愛の未来は――。 丹地陽子先生の美麗なイラスト入り♪

レビュー

このてシリーズのレビュー

平均評価:4.6 7件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 結ばれてめでたしめでたし、では終わらない
    りりこさん 投稿日:2023/8/22
    【このレビューはネタバレを含みます】 ふたりが出会い、恋をして結ばれてめでたしめでたし。では終わらないストーリー。 ある日突然かずとの前に現れた、半年前に亡くなった飼い猫ハナを名乗る少年。温かな行為を寄せてくれる少年に、正体はわからないまでもかずとは心を許し、惹かれていく。 「俺の本当の名前ははないあお」その名前を聞いた瞬間にかずとは全てを思い出し…。 ぴったりと組み木のように完成されているかのように見えるふたりでも、言葉にして伝え合わなければ時に歪み、隙間があき、形が合わなくなることもある。“幸せになってはい、おしまい”ではなく、幸せであり続けることの難しさを感じさせ、変わることに対する恐怖が見え隠れする不穏な空気が付きまとう展開にハラハラしっぱなしでした。歩和(あお)と同じ場所に立ち、同じ感覚であることに安堵するかずとは歩和の中の強さに違和感を感じ、歩和は自分の純粋なかずとへの想いを疑われたことに激怒する。「苦しませないとは言わない。苦しい時は一緒。ふたり一緒の共犯者」という幾度となく交わされるふたりの共通認識が理想的でもあり、脆く危うい幻想のようでもあり、疑心暗鬼にも囚われて、物語終盤まで常に薄気味悪い不安がつきまとう展開です。 こんなに大恋愛をしているのに、急激に冷める描写を挟み込む作者様の“心理描写を描ききる姿勢”には感嘆しました。能力の面では、少々強引でご都合主義なところも感じますが、丁寧な作風が大好きな、唯一無二の作者様だと思っています。 最終的には大団円。危ういまでのふたりの同一感が消え、健康的に共に歩むふたりが存在していました。読後感は良いです。途中のモヤモヤに負けずぜひ完読いただきたい、圧倒的に“読ませる”作品です。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 圧倒される
    savvaさん 投稿日:2022/10/20
    泥沼の中で息も出来ず喘ぎ、もがき苦しむ中からの急浮上。暗闇を心細くひとりさ迷い、行く宛のない途を照らす一筋の光。立ち位置の違いからくる理不尽なバッシングへの盾。どんな場面でも読者の心をガッツリ掴んで離さない言葉の数々。本物の作家さんが持つ表 現力に称賛の言葉が見つからない。 もっとみる▼
  • (5.0) とりっき〜
    もぅいッさん 投稿日:2022/10/16
    透明感=作者様でしたが、最近は全方位から訴えてくる作品で心と脳をこれでもかと酷使し読まないといけない。 あらすじ等語るのは陳腐になりそうで省略しますが、読み手に挑んでくる気迫を感じ術中にハマった私は翻弄され、クールダウンしてから次巻へ挑み たいと思います。 もっとみる▼
  • (5.0) この物語に出会えて良かったです
    キツネノゴハンさん 投稿日:2022/9/12
    漱石の「こころ」や梨木香歩さんの「裏庭」を初めて読んだときと同じきもちになりました。いつか学校の図書室に置いてほしいです。続きが気になりますが、物語が終わってしまうのがこわいので多分読めません。朝丘戻さん、本当にありがとうございます
  • (5.0) 読後感が重い
    Kumazaki さん 投稿日:2022/9/15
    【このレビューはネタバレを含みます】 幼少期が可哀想でその後も可哀想で。最後まで読んで最初に戻って納得。でもどうなの?ってずっと考えてしまうお話でした。さすが作者さん。問題の彼等も同じ状況だったとしたらどうなってるの?とかまだまだ気になる点がいっぱいです。 続きを読む▼
  • (5.0) 最後まで読んで
    さささん 投稿日:2022/9/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 うーん、これはBLとしては読んではいけない。それを踏まえて読んだ方がいい。 BL目線でいうと色々思うところはある。 一つの小説として読むと、全く違う想いが沸々とわいてくる。同級生の話とか載ってるのが顕著かな。 続きを読む▼

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