ヒロインミナティは王様から超傲慢ナルシスト騎士との婚約を命じられたものの、それは別の令嬢とナルシスト騎士キリシェがスムーズに結婚出来るようにするための、当て馬ならぬ嫌われ役としての任務。喧嘩しいしい、なんだかんだお互い惹かれ合ってくっつくパ
ターンでしょ、と思っていました。
まあ、大筋はそうなんだけど、キリシェが重度の潔癖症であることに気づいたミナティは任務とあらば、と身体の関係まで持ってしまう。そのことに目が点になりました。さすがに乱暴過ぎない?と。
でも2巻でヒロインとヒーローの生い立ちが分かってくると、どうして好きでもない相手にミナティが簡単に処女を差し出したか、キリシェがミナティに異常なまでの執着を見せたかが分かり、キリシェが必死でミナティに縋る様など、読むのがつらい程でした。
最後はハッピーエンドだけど、ここまで来たら子供が出来てどんな家族関係を築いたかまで見たかったなあと思いました。
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