掘り起こして読んだ1冊なんですが、珍しくお試し読みをして興味を持った実兄弟もの。実は設定がやや自分的には地雷なのですが大丈夫でした。むしろこんな二人だからこうなったんだなぁと必然的ですら感じてしまうくらい二人の共依存振りが凄く納得すらしてし
まう。仄暗いようなでもそうでもないような不思議な雰囲気の作者様の世界でした。またこちら両方の視点からお話が読めるのも良かった。お話ごとにゾクゾクというかギュンというか強烈(鮮明ともいうかな?)に心に刺さるようなシーンが入っているのですが、こちらまで魅入られます。
なるほど。ホントどうしようもないよね。どうすることもできないよね。題名にピッタリな表題作でした。
同録の短編は、まあエロは必ず入っている明るいのからちょっと暗い感じまで様々で、不思議と短編3つ共にそれなりにあと何話か続きやら馴れ初めやらのお話が描けてしまうような感じでもありました。
星は4か4.5くらいかな?と迷って、5に。
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