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アケミちゃん
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アケミちゃん

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作品内容

【人生まだ諦めてないクズ男×男運のない男】前科持ちとなり、大学を中退した蒼介は、金の無心をしに病院経営をする実家へ戻ってきた。そんな時、寂れた町の一角で、家業のスナック「アケミ」で働く元同級生の静雄に再会する。女顔をからかい「アケミちゃん」と呼んでいた過去から苦い顔をする静雄だが、実家を追い出された蒼介は静雄の家に転がり込んでしまう。ケンカをしながらも少しずつお互いを認めていくふたりだったが、ある時、男性教師に無理やり関係を持たされた静雄の過去を知ってしまい――。

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レビュー

アケミちゃんのレビュー

平均評価:4.5 95件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 作者買いです
    samu-8さん 投稿日:2024/2/20
    ポルノグラファープレイバックのスピンオフ。丸木戸先生のキャラが持つ何かを諦めたような気怠い感じが好きです。そんなやる気なさそうな人が道を決めた時に光を感じるんですよね…「青い影」という単話も入ってます。事故死した双子の片割れと比べられる主人 公のちょっと哀しいストーリーでした もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 表題作+短編 クズ男×男運ない男 再会もの
    nekoさん 投稿日:2017/9/22
    【このレビューはネタバレを含みます】 表題作+短編+描き下ろし収録。表題作は中学時代の同級生・再会もの。短編は高校生もの。 「アケミちゃん」全4話 先日読んだ「ポルノグラファー」「インディゴの気分」がとても良かったので、こちらも読んでみることに。前科もちの蒼介と母のスナックを手伝う静雄は中学時代の同級生。良い感情を持っていなかった二人が再会し、田舎の閉塞感漂う中、息苦しい時間を共有することに。こういう苦しくて切ない独特の雰囲気が、凄くリアル。蒼介のグズっぷりがひどくて、駄目な人だと思わせられるのに、静雄への優しさがチラリと見えて…。場末の雰囲気と二人の表情がジリリ。今後の二人が心配ではあるけれど、幸せになって欲しいと願わずにはいられない仕上がりでした。 「青い影」 双子のできる方と言われていた兄・樹がなくなって、残された弟・葉と、兄がテニスでペアを組んでいた片割れの同級生・巧一のお話。え、ここで?と複雑な余韻が残る短編でした。是非、続きをお願いしたい作品です。 「アケミちゃん その後」描き下ろし7ページ 蒼介視点。二人の初H。描写は見えない感じで。この描き下ろしでなんだかホッとした。きっと二人は大丈夫だね。 「あとがき」1ページ 「おまけ」1ページ ★★★★★ 「續・ポルノグラファー プレイバック」に「アケミちゃん」の静雄と春子が登場して再読!あちらは静雄が蒼介と出会うちょっぴり前のお話ですね。こちらの描き下ろしに春子からの絵はがきが届いたりして、あーリンクしてる!とニヤリ。あちらを読んでから今作を読むと、また少し印象が変わるかも。ということで、以前は★4でしたが、ちょっぴりupの★4.5に。 続きを読む▼
  • (5.0) 昭和臭漂う場末のスナックアケミ
    ベグさん 投稿日:2021/3/14
    【このレビューはネタバレを含みます】 「ポルノグラファー」シリーズを読んだ後、「プレイバック」に登場していたスナックアケミ親子のお話があるとのことで、読みたいなーとカートに入れていたら、セール(3/21まで)になっていたので即購入。スピンオフかと思われましたが、「インディゴ」「プレイバック」より前に描かれた作品なのですね。丸木戸先生曰く、「アケミちゃん」を描いた時には繋げることは考えていなかったようで、結果としてのクロスオーバー作品とのこと。確かに、世界観がマッチしています。(プレイバックのあとがきより) 本編ですが、ポルノグラファーより、断然読みやすかったです。登場人物の心情が分かりやすい。木島先生は、分からなすぎ、食えない人すぎて、翻弄されましたので笑。個人的にレ〇プがNGで、蒼介がレ〇プの前科があるというのも「うーん…」って感じだし、言動もいかにもクズなのですが、根っからのクズじゃないんですよね。自分のことを「クソ野郎」って言ってシズオを抱きしめるの胸が痛い。そんな風に、シズオと蒼介の関係(お互いの中にじんわりと浸透していく様子)がとてもよかったです。そんでもって、春子さんが肝っ玉だわ。「プレイバック」の宝くじってそういうことだったのね。参りました。その後の2人含めて満足です! 読む順番は、「ポルノグラファー」→「インディゴ」→「プレイバック」→「アケミちゃん」が良いと思います。 もう1つ短編が入っていますが、切ないよー切ないよー涙。ほんと、続きをお願いします!フォローさん同様、切望します。 続きを読む▼
  • (5.0) 意外と純愛!
    さかな子さん 投稿日:2016/12/18
    アケミちゃんがベリーショートで男っぽいのに、色気が半端なくてかわいい〜!表紙やサンプルで、ビッチで主人公を振り回すタイプかと思ったら、純情で健気なタイプでした。でもね、不幸体質というか、薄幸で男見る目がないw そこもかわいいけど。主人公は前 科者のクズだけど、同情の余地が少しはあるというか、ダメンズらしい魅力があるというか。地方の閉塞感と場末感がよく出てて、その中でこの2人の関係が展開していくのが合ってました。この場末感と色っぽさなのに、本編はキス止まり、キスだけでも大事件という。ギャップがたまらなくて萌えました。ハピエンだけど、そうすけがちゃんとアケミちゃんを不幸にしないか不安だけど、おまけのエロで充足されました。ハルコさんの息子だもんねw ハルコさん、ダメなとこもあるけど、したたかで、最後は息子の背中押してあげていい。短編は作者さんがあとがきで言うようにもやっとしましたが、くっつけてあげる予定だったようなので妄想補完しておきます。 もっとみる▼
  • (5.0) 「ポルノグラファー」3巻めのスピンオフ
    MWさん 投稿日:2021/2/15
    續ポルノグラファー「プレイバック」のスピンオフの表題作+短編です。「アケミちゃん」の方が先に描かれたそうですが、読む順番は順番はポルノグラファー→インディゴ→プレイバック→アケミちゃん 推奨です。「プレイバック」に登場したアケミというスナッ クのママの息子がメイン。「プレイバック」でも後日談の手紙、噂として語られてた彼がどうやって街を出たかが詳しく描かれます。作者さん、ひと癖あって、アンダーグラウンドまではいきませんが、一見、側からみたら悪いヤツに見える人間を描くのがほんとに上手ですね〜。ほんとの心根はいいヤツだからついていくんだけど。そして短編の「青い影」、亡くなったふたごの兄を思うふたりのお話。切なさMaxですううっごくいいんですよ! ぜひ続き描いてほしい。作者さんの中ではくっつくとこまであるそうなので。。 あー、やっぱり好きな作家さんです。少女漫画枠でオメガバースも描かれてるから読んでみようかな。。 もっとみる▼
  • (5.0) ファ〜〜〜…さすが。。
    shikimiさん 投稿日:2022/1/10
    大好きなポルノグラファーシリーズの、唯一読んでいなかった作品。 「ポルノグラファー」→「インディゴの気分」→「ポルノグラファープレイバック」→「アケミちゃん」の順番かな。でもこの作品だけは単体で読んでもほとんど支障はないと思う。 場 末のスナック「アケミ」を切り盛りする静雄と、大病院院長のドラ息子、蒼介の物語。 私の中でストーリーテラートップ3に入る作家さん。 この作品もものすごく面白かったです。 最初の数ページを見たら最後、ガツガツと貪るように読み耽り、気が付いたら読了してました。ファ〜、さすが…。 タイトルの作品と、短編が1編入っています。 この短編もよかった〜…(泣)。 ちょっと好みは分かれると思いますが、こういう作品、私は無茶苦茶好きです。 エロ不要、ストーリー重視の人に全身全霊を込めておススメしたい。 なんと現在半額セール中です。買うなら今。14日まで。 もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

クズと男運ナシの再会
分析:さーちゃん(シーモアスタッフ)
場末のスナックの閉塞感が病みつき!実家のスナック「アケミ」で働く静雄と、エリート一家の落ちこぼれ・蒼介。どん詰まりで再会した同級生二人の間に情が生まれる過程の読みごたえは、ストーリーテラーの丸木戸マキ先生ならでは!スナック「アケミ」は『續・ポルノグラファープレイバック』にも登場しています。

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