ご都合主義の権化の少年探偵とは別人とされる方の夢幻紳士ですが、帝都を彷徨き、人を食った態度で、人も怪異もやり込める様子はいずれも同じ。
作者版帝都物語にも客演する等、高橋ワールドの魔都帝都の代表的小鬼。
作者の過去作品にも原点的なキャラ
クター(骨ダンスの少年とか)があり、救いのない話も書いている中で、彼が登場すると、ああ大丈夫ねと気楽に読めるのは、やはりご都合主義な少年探偵の影響かしら。
久しぶりに夢幻紳士読んで、・・・ああやはりこの感じですね。血生臭いけど懐かしい。
こちらの夢幻紳士は強力な暗示能力が最大の武器で、読み進めていくうちに、対峙する人も怪異も、そして読者も!その術中にはまっているのです。
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