最初から最後までデイジーの気持ちを土台にしてロバートの気持ちの動きをアヒルデイジーとプリンスロバートと置換して語られたコメディータッチのラブストーリー。クリスマスにヤドリギの下で16歳の純粋なデイジーを縛り付けた酷い男ロバート。深層心理の中
でデイジーの存在を認めてはいても恋愛対象とはならない幼馴染。それでも、少女から女性へと変わりゆくデイジーに揺り動かされて結ばれます。健気なデイジーの行動は読み手の共感を呼び且つ好感度ピカピカ!可愛くて気の毒でウルウルしてしまいます。デイジーが気になって仕方ないロバートが母と語らうシーンには彼のトラウマに同情はしてもチョッピリマザコンで、HQにしては幼すぎる世界観が残念。それでも、読み返したくなる笑いと切なさと懐かしさはピカイチでしょう。
もっとみる▼