いとうえい先生最大の失敗作。先生が今後どんなひどい作品を描いても「『今宵、都市伝説を――』よりはマシ！」「『今宵、都市伝説を――』に次いでひどい作品……」と言われるレベル。「都市伝説（わたしたち）って魅力的（カワイイ）でしょ」裏表紙のキャッ
チコピーがこの作品のコンセプトなんだろうけど。そのコンセプトなら、いとうえい先生が描くべきではなかったと思う。もっと適任な先生がいたはず。実際、口裂け女の話はまだ良かったけど（それでも他の本に載ってたら「口裂け女の話はイマイチだけど……」なんてレビューになっておかしくないレベル）。それ以外はもう……、いとうえい先生が各話のオチすら描けなくて悩まれたのが見て取れるレベル。特に酷いのがプレ最終話。もう「（お顔は知らないけど）ペンを握った女性」が原稿の向こうで泣いているのが見える様。先生が「こんな物描かされるならもうYCRで描くのやめる！」とか言い出すんじゃないかと心配しました。本当にひどい作品です。こんなものを買う位なら先生の他の本をお買いになるべきです。こんな本でいとうえい先生を判断しないで下さい。いとうえい先生のファンとしてお願いします。
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