BLというよりも、同性愛を含んだ少女マンガ(しかもちょっと大人な人向け)って感じだなと思いました。
とにかく全体に渡って暗めというか…笑えるようなシーンはないです。私は2まで読みましたが、ラストも決して幸せなハッピーエンドではないで
す。バッドでもないんですが…ベターエンド?アンハッピーエンド?なんて言うんですかね
最初は単なる三角関係モノかな〜と思い、そういうの好きなので読んでみたのですが…。後に女の子を含む四角関係になります。なので、女の子が出てくるBLが苦手な人はやめたほうがいいのかも。ただこの女の子もすごく良い子だし、かなり話に深く関わってきて欠かせない存在になります。
音楽家としての苦悩とか、恋愛に対しての苦悩とか、そういうものが深く絡み合ってしまってみんながそのループから抜け出せなくなって…この作者さんはそういうの好きですよね。
決して幸せな話ではないけど、ストーリーはしっかりしているし、こういうお話が書ける人はなかなかいないと思います。なんか色々考えさせられました。
絵柄がちょっと古いけど、それが気にならないなら、ありきたりな設定やエロだけのBLには飽きた大人な方には是非読んで頂きたいです。
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