関ヶ原の合戦前後、我が国JAPANの武士が海を渡り、ヨーロッパ諸国で、銃士としてリッパに傭兵参加してたのは、存じてました
そんな日本歴史秘話に、精巧な火縄銃の製法を秘めた2丁の銃と、2人の日本人を軸に据え、17世紀EUROの戦争を描
くなんてッ
プロットだけでも素晴らしいです
また絵も美しく、キャラの描き分けから戦闘シーンまで、シッカリしたデッサンで、リアルに画かれ、まるで映画を観るかのように、素晴らしい仕上がり
主人公イサック(猪左久)とロレンツォ(練蔵)の、日本から続く宿命の闘い、2丁の銃の存在、カトリックVSプロテスタントの、神聖ローマ帝国における30年戦争。。。
ダイナミックで緻密なdramaに、釘付けです
決してブレず、研ぎ澄まされた日本刀のように、1心に、信じる道に、命を懸けるイサックの戦いぶり、日本人なら惚れ惚れしちゃいますね(ちょっと無双すぎる気も)
美形なのに勇猛なプリンツ・ハインリッヒ(王子)や、残念な王太子に仕えるロドリゴ、実はヘンタイさんなロレンツォ(笑)等々、魅力的なキャラ祭りは勿論ですが、ケナゲなゼッタちゃんが、なかなかです
こういうストーリーに、マスコット少女は邪魔と、常々思ってた私ですが、今回ジャマどころか、ホントにちょうど良い存在感
あざとさ皆無、健気さが真っ直ぐで、いじらしく、荒野に咲く1輪の花素直に好感持てます
私的にはイケメン王子プリンツが推しメンですが、重厚でスピード感あるストーリー展開的に、読む方によって、お気に入りキャラも色々でしょう
今の時点で既刊5巻ですが、もう、終わって欲しくないほどの名作間違い無いです
ヨーロッパ戦記と宗教戦争絡め、キッチリ描いて長編化(希望します)したら、ダークファンタジーからメルヘンになっちゃった(時の流れって)ベル○ルク超えるかも
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