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作品内容

…ねぇ紺ちゃん”セックス”しようか
何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

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詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全2巻完結

  • 被写界深度 上

    700pt/770円(税込)

    …ねぇ紺ちゃん”セックス”しようか
    何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
    「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
    カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
    尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
    欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
    高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ
  • 被写界深度 下

    600pt/660円(税込)

    ──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった
    旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
    屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
    だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
    今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
    偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!
    3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

レビュー

被写界深度のレビュー

平均評価:4.7 692件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) わぁ〜こんな感じだったんですね
    インコ**さん 投稿日:2023/12/14
    読んでみたいとは思ってたんですけど、表紙の感じからちょっとイメージ勝手にしてしまいなかなか読むに至りませんでした。今回、読んでみて、とても良かったです。画はもちろん綺麗でとてもいい、引き込まれるお顔。ゆっくり2人の気持ちが向かい合って、再会 は運命ですね。とても可愛い早川くん。素直で思ったより顔に出て好きでした。こんちゃんもかっこよく、よくぞ彼女と切れていた!この先の2人を読みたく、もう購入してあるので読んで満足しようと思います。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) じっくりと読めたとてもいいお話
    わっきゃさん 投稿日:2018/2/3
    【このレビューはネタバレを含みます】 カメラ好きな紺ちゃん×音楽から逃げて孤独な早川 の二人が高校の屋上での出会いから始まったお話。上巻で高校時代を、下巻では3年後の大学時代を。高校時代から紺ちゃんのブレない懐の深いいい男っぷりが光ってた。早川がモノトリアムに揺れる姿との対比がいい。 羨望や妬みに疲れた早川が、歌う時いい顔、友達とは作ってる顔など素の自分を見てくれる紺ちゃんと仲良くなる。早川じゃなくても惚れちゃうよね。その紺ちゃんに「誰かの為じゃなく自分の為に選べ」と言われ、歪んで苛立っていた早川の心にスッと入るのも納得。 自棄を起こした自分の過去を深入りせず受け止めてくれる人って貴重よね。興味本位だったり簡単に否定して踏み込んで来る人が多いから。紺ちゃんの様な距離感を自然に取れる人の事を大切に思う気持ちはとてもよくわかる。 高校時代は失恋したけどモノトリアム最中の早川には無かった事にするしか出来なかったのも切ない。上巻は早川の焦りや嫉妬や苛つきがとてもよく表現されていた。 そして三年後再会。早川のモノトリアムからかなり抜け出せた感じが嬉しい。そのきっかけは紺ちゃんの一言だろうし。再会からの二人の表情の描き方がとても魅力的。その表情のおかげで早川の溢れる想いや期待してしまうもどかしさ、紺ちゃんの三年間ちゃんと見ていたかった、のセリフなどが生きてくる展開。 そして告白のリベンジのシーン。二人らしさがとてもよく出ていて感動〜。三年分のチューからラストまで二人の掛け合いとイチャつきは高校生の屋上を思い出させる。けど夢に向かって努力してきた分大人になってる空気感もあって。いいわぁ。 写真と音楽、どちらも家庭環境など似通った境遇の二人の対比に嫌味がなくて面白かった〜。読後ニンマリと出来るいいお話でした。 続きを読む▼
  • (5.0) 星5以上!涙!続刊欲しい!小冊子って!?
    lvivさん 投稿日:2018/3/15
    上下巻、2冊完結(現在)。 245,205ページ、すべて表題作。 うっわー! 久々のヒット! 最近コミックじゃ読み応えが足りなくてもっぱら小説で楽しんでましたが、これは良かったー! 絵はきれい、キャラも良い、心情も丁寧でぐっと くるストーリー。 もぅもぅ、上巻の後半から涙が止まらない! 主人公の心情を思うと、めちゃ切ないー。 苦しくて、ツライ! 下巻もそのまま惹きこまれ、心わしづかみです! けれどラストが寂しい。 これで終わり!? その後の幸せもっと読みたいよー! て思ってたところで、以下の情報! <注!:下巻巻末記載> #1:ihr HertZ 2017 9月号 に前日譚#0ボーイミーツボーイ掲載。 #2:上下巻購入者限定、小冊子応募者全員サービス!←2017 11月まで(帯に記載)。 うぇー! 小冊子ですと!? 何それ!? 読みたいに決まってるじゃないですかっ。 帯って、書籍購入者限定っすか? 電子じゃ無理よね?? (それ以前に期限切れてるし、笑) つーことはですねぇ、、 数ヵ月後に普通の下巻じゃなく、小冊子付の下巻(300円位上乗せ)が販売されるかもしれないってことですかねぇ(笑)。 しかも、前日譚とかもあるみたいだし。 急ぎじゃなければ、少し待つとそれも収録されたものが出るかも? しれない。 って思いました。 それはさておき、この後のお話がすっごく欲しいです。 続刊でたら絶対読みます! (小冊子で終わりだったら悔しいっ!重複買いはしたくないよー!!) 作者さん、もしやこれが初作品?? ほかの作品がないんですけど、だとしたらすごすぎる!!! 次作も期待! おっかけます! もっとみる▼
  • (5.0) 音楽好きの男の子と写真好きの男の子の話。
    nekoさん 投稿日:2017/9/30
    「上巻〜こんな「好き」じゃ だめだろ」 早川と紺野は「屋上友達」。カメラが好きな紺野と音楽を封印している早川。全てにまっすぐな紺野がうらやましくてイライラ。本音を隠してヘラヘラしている早川が気になる紺野。尊敬、羨望、嫉妬、劣等感…。早川目 線に描かれています。 「下巻〜もう「言い訳」できない」 あれから3年。あの日の紺野を繰り返し思い出す早川。最後に屋上で見た早川の顔が、ずっと頭から離れない…。そして再会。紺野目線のお話から始まります。 「いれるいれないの話」描き下ろし 6ページ いれてもらえないお話。 「ある日の後戯」描き下ろし 3ページ ある朝、目覚めた紺野は…。寝癖がいい。 この作品、素敵な表紙を見たときから購入を決めていました。上下同時発売という濃いであろうはずの内容も楽しみで。結果、もう大正解でした!!昨夜じっくり読んだのに、今も頭の中で何度も反芻しています。今夜もまた読み直ししたい欲求でいっぱい。とにかく二人の心情がとても丁寧。描き方もすごくリアリティーを感じます。寝癖とかも良かった。描写もくっきりはっきりで驚きました。線でちょい隠しです。…ドキドキ!まだ完全にできてはいませんが、十分な満足感があります。この作品、紙で上下巻購入すると、小冊子が全員プレゼントなんですね!(応募締切2017/11/30消印有効)ああ、購入しちゃいそう…。また、ihr HertZ 2017年9月号に「被写界深度#0ボーイミーツボーイ」が掲載されているとのこと。こちらもチェックです!今後も楽しみな作家さん!気が早いけど、もう次回作が待ち遠しいー!! もっとみる▼
  • (5.0) 表紙のインパクト
    たまさん 投稿日:2022/1/20
    うろ覚えで申し訳ないですが、どなたかは忘れましたが、作家さんで読者を作品に引き込むのは最初の10秒が勝負と言ってらっしゃったのを思い出し、この作品を見た時表紙で秒で引き込ませた作者さんの才能に感服しました。中身も表紙に引けを取らないくらい絵 が綺麗で話も気持ちや才能への嫉妬や葛藤に揺れ動く思春期の少年を描いていて、作中で奏でられた音を炭酸の泡みたいに表現されているのが、この作品の気持ちの不安定さや揺れ動いてるのを具現化して表現している様に見えて雰囲気を感じれてよかったです。こんな空気感のある作品がデビュー作とは本当凄い作者さんだなと思いました。紺野君は高校生とは思えないくらい人生何回目の人なんだろうと思う程落ち着いていて懐深くて見た目も中身も男前ですね。他の方も仰ってましたが、贅沢を言えばもう少し熱量欲しかったなって思いました。元々ノンケなので早川君に恋愛面でグッと惹かれた部分を見たかったなと思いました。まぁ口数多くない紺野君だから、気持ちも控えめに表現されているのかもしれませんが。酔うと笑い上戸になる所、高ポイントです。早川君は純粋で不器用で普通の人より才能に秀でてる分、その才能で周りとの摩擦で傷付き挫折したけど、紺野君と出会ったおかげで素直に向き合えたし3年は長かったけど結ばれて本当に良かったね。本番シーンはなかったですが動きや視線や息づかいがリアルでした。修正も結構甘めでした。こちも欲を言えば、もうちょっと先まで見たかったです。 もっとみる▼
  • (5.0) 作者さんについて知りたくなります
    けいさん 投稿日:2018/9/1
    はぁ〜久しぶりに「どんな音楽を聴いて、好きな写真家は誰で、お気に入りの映画は何で、愛用ブランドは?絵描きなら、誰に影響受けましたか??」と質問攻めしてみたくなるような漫画家さんが現れました。 絵に惚れ惚れします。 キスの合間の半開きの瞳 がセクシー。 自分の子供の方が登場人物の年齢に近いような歳になりますと、こんな素敵なBLを読んでも、自分が萌えるというよりは、「どうかわが子にもこんな出会いがありますように」と、もはや祈りのような気持ちを抱いてしまいます。 冗長だという評価も多いようですが、上巻の早川の過去と、紺ちゃんによって変わっていく過程も魅力的でした。早川母の「秀のそのクセ含めて好きになってくれる人は必ずいるよ」を受けての千葉のラストシーンと、紺ちゃんが屋上で初めて撮った早川の歌う写真ですし。 ただありのままを肯定してくれる都合のよい出会いではなく、自分が恥をかいたり傷ついてもそっと背中を押してくれるような、そんな人間関係に恵まれ、さらにはその相手と恋愛も共有できたなら、これに勝る幸せってないんじゃないかと。 続編は読みたいような、読みたくないような…。 作者さんのTwitterを見てたら、読みたくなりますけどね。 早川の才能が、紺ちゃんとの再会でいよいよ化けてほしいかな。 作者さんの今後の活躍、大いに期待したいです。 もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

2人の関係に浸れる
設計:人参次郎(シーモアスタッフ)
秀一郎の紺野に対する複雑な、ないまぜの感情が物語のなかでひとつひとつのコマから伝わってくる苑生先生デビュー作です。表紙に違わぬ物語としての美しさ、ただ綺麗な感情の寄せ集めではないからこそ美しい。高校生、卒業後と描かれる2人の関係に浸れます。

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