舞台は近未来の日本。人間とアンドロイドの物語。と、いってもSF色はそれほど強くなく、あくまでも人間の内面を掘り下げて光をあてた悲しくも温かい人間ドラマです。誰の心にもある光と闇を断罪するわけでもなくただただ静かに見つめる人形の瞳は、悲しくも
美しいです。心のない人形は実は人間の方なのでは、と考えさせられました。でも、まだ配信は途中なんですね。後半からさらに面白くなるので是非続きを配信して頂きたいものです。
そして、言わずと知れた三原さんの絵はシャープで美しいです三原さんの独特の世界にいつの間にかどっぷりつかってしまいます。
ちなみに、「DOOL」の伏線として「集積回路の向日葵」(その表題作)があります。物語の終盤に大きく関わってくるので、こちらも合わせて読むと面白いと思います。
少し異色ですが、悲しくも温かい人間ドラマ。オススメです!
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