主人公いろはのキャラがあまりに非現実的すぎて「いやいや、今時こんな子いないでしょ!」と突っ込みながら読み始めました。でも、最初そんな印象を持ったお陰で、ちょっと変わった女という認識から、徐々にそんなところも可愛いなと思い始める柏木君には大い
に共感できました。話が進むにつれ、主人公以上に優しく純粋なところのある柏木君の性格が明らかになっていき、だから惹かれ合ったのかな、お似合いの二人だなと思えました。そんな二人の辿る道は平坦ではなかったけれど、広い視野で何が相手のためになるかを真剣に考えながら進んでいく様はとても素敵で、読んでよかったなと思いました。
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