思わせ振りな始まりと、事故の被害者を評する第三者の声とで、彼女が命の危険に晒されているかの如く、舞台は直ぐに病院に移り変わる。そして、過去に関係のあった彼が駆けつける流れと、出会いの時の回想シーンと、展開鮮やか。内容には大きな仕掛けはないの
に、ストーリー回し滑らかに親子三人が生活するようになる状況が、それほど違和感無い。
筋運びのスピード感が、絵が粗く感じるきらいを肯定されそうになるが、それでも、私は、特に人物画に繊細さを期待するタイプ。
髪型も、全身像や半身像の身体の線も、急いで先へ先へと描かれたような感じがするのだ。
それに、大きいコマが多過ぎて、そこに大きめな人の顔が一人か二人で、白っぽいバックのものが気になってしまう。
男女ともにその絵柄が魅力的な雰囲気を持つ作風の小越先生、もっとその魅力をアピールする絵を作品に沢山いれて欲しい。
顔が縦長でないのに、大人の男性を描かれる漫画家はそれほど多くない。どうか男女共に溜め息の出る美しいシーンを描いて欲しい。
畑違いの少女漫画の話題になるが、この場を借りて。
シーモアさんでレビュー数がちょっと考えられない件数に達していて、評価が考えられないほど高いのがあるのだが、私がレビューを読んで、高くない評価の方にいいねボタンを押そうとしたら、押せない。これはどうなっているのだろう。
試しにHQで、ある人の評価には、普通にいいねボタンが押せるのだが!?
低い評価にいいねが集まるのが避けられてのことだろうか?(ちょっと不信感でHQサイトに戻ってきてしまった。近頃、レビューが高評価順がデフォルトに設定されているのと関係があるのだろうか?)
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