アンドロイドの整備士がスクラップの山からセクサロイドを拾い、そのセクサロイドと心を通わせていくファンタジーなお話。
朔ヒロ先生のお話はタイトルから設定、ストーリー、展開、結末まで全てが完璧で本当に傑作です。このお話も近未来の設定で、アンド
ロイドが普通に存在する世界のお話ですが、物語の最初からそういう説明の部分を上手くお話の中に溶け込ませ、自然と設定を理解できるように作られているのは流石だなと感心しました。
そして、セクサロイドのノエと佐我の噛み合わない会話がとても面白いです。佐我の人間くさい考え方とノエのロボットとして当然のあり方が全く交わらないのに、逆にその相反する部分がお互いの距離を縮めていく。ノエはアンドロイドだけど、どんどん人間っぽく心が動かされていく様子がこちらにきちんと伝わってきます。
そんなノエは、笑わないセクサロイドとして描かれていますが、えちの時の表情は何ともエロいです。また、えちの一つ一つの体 位や体のラインがキレイで、ずっと見ていたくなります。読めば読むほど、ノエの感情の芽生えを感じ、二人の想いが重なっていくのがとても良かったです。
朔ヒロ先生のファンタジーはリアルな世界よりリアルさがあり、本当に一つ一つ細かく丁寧に創られている為、読んでいるとその世界観にどっぷり浸れるし、読後はとても清々しい気持ちになりました。二条博士のお話もあるようなのでぜひそちらも読みたいと思います。
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