絵の綺麗さに惹かれて他サイトで単話買いをしていて、途中購入をどうしようか迷った（調教系はあまり好みでないので）時もありました。でも最終話まで読んで納得・感動した後、こちらで単行本が出ていたので、おまけ漫画も読みたくて全巻購入してしまいました
。私が感じたキーワードは「狂い咲き」。深雪は一見幼くてウブ過ぎるので、言われるままに全てを受け入れたように見えますが、「普通と違ってもいいじゃないですか」「狂い咲きもとってもきれい」という深雪の言葉が彼女の本質や強さを物語っていると思います。しかもこの言葉は物語のほぼ最初の段階で、さりげなく語られているところが凄い。すでに作者さんによって張られた伏線だと思うのです。そしてラスト！まさに深雪は聖母だったわけですね。誠司の心が救われて（なんかまだモダモダしていますが（笑））読後感はとてもハッピーです。また、中川くんの番外編にほっこりしたり、おまけまんがに思い切り笑わせてもらったりもして、もう全方位の面白さでした。
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