単行本パーラーを読んで藤生先生の感性や表現力の虜になり、表紙だけなら竹書房系のほのぼの四コマだと思ってスルーしたであろう本書をレビューチェックした上で読みました。
わたしももう大きな子供がいるいい歳した大人なのに、こうやって家族とすごした時
期についた抜けない小さな棘が心にいっぱいあって、何度も膿んだり泣いたり抜いてしまおうとしたりなかったことにしようとしてしまうのですが、藤生先生は棘をも優しく優しく抱えて生きてらっしゃるんだなぁ。そして創作をする方の視点ってすばらしいですね。こんなに綺麗で悲しい本に昇華されるとは。
これからの藤生先生の歩く道が綺麗で優しいものや人でいっぱいであるように願ってやまないです。泣けてきます。
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