少年がバイクを乗り回しているだけで不良と呼ばれる時代はありましたが、ジョーもそのように見られていたくちです。ホームレス支援をしていた牧師の父親でさえ彼を娘に近寄らせることを躊躇していました。信じていたミランディはまさか父がとショックを隠し切
れませんでした。それでもジョーは努力し富豪という肩書を得るまでになった。そして再会。10年は長いとはいえ思春期を含んでいるのでやはり成長が見どころでしょう。仲を裂かれたとはいえ2人の気持ちは変わっていなかった。彼の我慢強さと優しさが、良い結果を招いたのではないかと推測してしまうなかなかの展開でした。ミランディがジョーをカジノに連れていきたくない父親と同じ轍を踏むのではないかとハラハラしているところも、当て馬を置き、良く描かれているし、ろくでなしと呼ばれる父親でも1人で置いていけないからと、恋しい母の下を離れたジョーの悲しみも良く伝わってきました。エンディングにハラハラさせられるとは思ってもいませんでしたが、ハッピーエンドでなかなか面白かったです。
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