松田先生のお父様とご家族のお話。
先生の漫画の描き方好きだなぁと思っていましたが、本作でそれが信頼に変わった様に感じます。
これだけ力強い作品なのに、変な我の強さみたいなものがなくて、すごく自然にするする入ってきました。
作品も、
松田先生も愛しく感じます。
お父様のお話が中心ですが、家族、夫婦についても考えさせられ、そういうもんだよなぁ、そうだよねぇ…と、自分と重ねて読んでいました。
辛くも、悲しくもあるのに、そこにこぼれ落ちた優しさに堪らなくなる。
生きるって、何て塩っぱいんだろう…。
生きること、暮らすこと、家族、夫婦。
それがいびつだろうと、何なのか分からずとも、
全部が大切で愛おしくなりました。
私もこの世に産んでもらって産声をあげたんだ。
だから、とにかく生きようと改めて思いました。
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