以前にこのタイトルのTVのドキュメント番組をやっていたのを見ていたことがあったのですが、見るうちに段々と辛くなってきて途中で見るのを止めてしまったので、漫画版ならどうにか読めるかなと思い、で購入して読みました。 …全部読めましたけど
…、やっぱり辛い…、読む際目頭が熱くなるのでハンカチ絶対いりますね……。 漫画版の方はノベライズ版とは違って簡潔にやんわりと描かれていたのでどうにか読めましたけど、辛いの一言しか言い様がないですね……。 千恵さんは太郎さんと出逢ったのが23歳の秋頃で彼女に一目惚れした太郎さんが千恵さんに交際を申し込むけど、彼女は左胸にできた小さな痼りがあるのに気付いて検査の結果が出るまで返事は躊躇していたけど、悪い予感は的中してしまい彼女は癌に冒され太郎さんに悲しい想いをさせまいと交際を断るが、彼は彼女に『共に病気と闘おう』と言葉に千恵さんは励まされ闘病生活が始まるが、それは困難な道のりだったんですね……。 一時期は回復したものの、癌は再発してしまい肺にまで転移していて余命1ヶ月とまで宣告され、千恵さんの友人達は彼女がウェディングドレスを着たがっていることを知ってその夢を叶えさせる為にサプライズの結婚式を用意させたエピソードは本当に感動で、ノベライズ版の表紙の写真や漫画版の表紙のイラストで酸素チューブを鼻に付けていたウェディングドレス姿の彼女はあまりにも儚くて、触れたら消えてしまいそうな雰囲気でした…。 そんな願いも空しく彼女は24の若さでこの世を去ってしまいますが…あまりにも若すぎます…。物語のなかで彼女は癌検診の必要性を訴えていましたけど、自分の二の舞だけはなって欲しくないというメッセージは本当にこれを通して伝わってきます…。乳癌検診だけに限らず他の癌検診も必要性があると教えてくれた作品でした……。
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