『それでは先生、お願いします』を読んでから２作目の作者様買いです。フォロー様方の波に乗らなきゃ〜と購入。これは、面白い！楽しかったぁ。
存続危機の人間観察同好会のお飾り会長：寿。真面目に活動している中、メンバーの後輩塩見に迫られ…?
こ
の寿くんが、めちゃくちゃチョロい！扱い易いというか、流され易いというか、とにかくチョロい(笑)すーぐ真っ赤になっちゃうところが、これまた可愛いんです。塩見にあんなこと、そんなことされながら、自分が好かれる事が信じられない拗れっぷりも面白い。他人の人間観察は出来ても、自分を客観的に観察したり、自己分析するのはなかなか難しいもの。みんな、自分の事を自分が一番わかってないのかもしれませんよね。自分の魅力って何だろ。でも、誰かが自分の魅力に気付いてくれてるって素敵で幸せなものですね。なかなか素直になれない寿の気持ちもわかる気がするのは、自分に自信がないからだろうなぁと思うワケです。それでも、やっぱり気になる存在。キャーっ。寿からすれば、振り回されているのですが、視点を変えると、なるほど、そうか、塩見だってそうなんだよね。淡々としてわかりづらい塩見ですが、寿を好きになった側の塩見にすれば、寿の言葉や態度に一喜一憂していると。恋した側もされた側も、振り回される。う〜ん、上手いです。寿がどんどん、どんどん塩見を好きになっていく過程がいいですねぇ。相手の行動が気になった時点でアウトです。恋しちゃったね。はぁ、可愛い。
その後のゲイバーのユキさん目線の塩見の恋が、素敵です。
寿と塩見の間にはムードというものはないのかしら？と、思ってましたが、二人のその後で可愛い寿にやられました。だんだんと、そうやって恋人らしくなっていくのでしょうね。良かったぁ。塩見は絶-倫というよりは、長いんですね(笑)
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