絵画教室を営む元教師の男と近所で焼き鳥屋を営む元教え子とのややこしい関係を描いたお話。
物語の冒頭、1ページ目からいきなりえちシーンで、しかも修正が甘いので、とにかく驚かされること間違いなしです。そこからお話は展開されていきますが、内容は
とてもピュアな片思いのお話なので、エロさとのギャップがすごいです。
矢沢の先生への想いや反応を見ると、実はとてもピュアなことが分かります。はじめは何とか先生と関係を持とうと慣れたフリをして迫りますが、先生が優しくまっすぐに見てくれるようになると、あたふたしてしまうところが可愛いです。素直になれない矢沢を、先生のど天然な愛情で赤面させるという構図が面白いと思いました。また、矢沢に振り回される先生サイドのお話の後に、実は心臓バクバクだったという矢沢サイドのお話があるので、実はあの時こう思っていたんだなというのがすぐに分かって、ポーカーフェイスの裏側が見れるのが読者側にはおいしい展開でした。
先生が自分の気持ちを認識するまで時間がかかりますが、気持ちの正体をじっくり掴もうとするところが「大人」だし「ややこしい」です。でも、その部分をとても丁寧に描かれているので、全体を通してとても納得できる展開でした。そして、先生の気持ちが明確になるにつれて、えちもどんどん厭らしくエロくなっていき、見どころ満点でした。やっぱり修正が甘いとえちしーんはよりエッチに見えるし、気持ちも盛り上がります。本当に最高でした。
結局、矢沢は先生に素直になれないままお話は終わります。これはこれで面白いですが、ぜひ矢沢の愛の告白を聞きたいので、その辺は続編で楽しみたいと思います。
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