別マの少女漫画を読みまくっていた10代の頃。アルコさん、大好きでした。初期の短編時代から光っており、スターレスブルーやイノセントカラーズなど、他の作家さんとは違うセンスがありました。カラー絵も素敵で特にアルコさんの使う紫がかったブルーが綺麗
で印象に残ってます。影響された漫画家さん、沢山いたのでは。この頃から思わず吹き出してしまうような変顔の絵ありました。本作、磨きがかかってる。別マから遠ざかって久しいですが、一巻を試し読みしたら案の定面白くて止まりませんでした。
あぁ、でもレビュー見ると、男同士嫌だから分かるように書いてほしいというコメントも。いや、分かります、苦手な方がいるのは。嫌いと言うことも含めて自由なのですが、早く、躊躇なく好きな人を好きだと言える時代に突入してほしいなぁと思います。多様性なんて偉そうなことは言えませんが、好きなら好きでいいじゃない。同性が異性を好きになる気持ちと、同性が同性を好きになる気持ち、何か違いますか?色んなことを受け入れられる世の中になってほしい。自分もそうありたい。
少なくとも、青木と井田の幸せそうな顔を見てるとそう思いますよ。すみません、勝手な言い分でした。
本作めちゃくちゃ面白いです。悪い奴が出てこない。登場人物みんな好きになっちゃう。主人公の青木はマイナス思考のお人好しですが、こんな男の子いたら、絶対に明るくなれる。カッコ悪くても悩んでも、ダメダメでも一生懸命な青木がかっこいいなと思います。井田もこの直球かつ真面目な感じ、大好きです。鈍感でも大丈夫。いい友達がいるし、青木がいるから。このまっすぐな2人がどうかこの先偏見で傷つくことがありませんように。
読んでる時に青木の変顔並みに自分もなっていた気がします笑。あー、サイコーの作品。
かなりゆっくりな展開ですが、ずっと追いかけていきますよ!!
ドラマになるんですね、変顔だけは本気でお願いします笑。
(2022.7/25追記)完結すごく寂しい。最初から最後まで大っ好きな2人でした。ラストの方はキュンが沢山。様々な意見があったであろう中、先生方のチャレンジには心からの拍手を送ります。別マでこのお話を描いた意義は大きいです。最後まで彼ららしく微笑ましくて。どうかずっと幸せでいてね。続編も待ってます!また会う日まで。
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