本編がよかったものだから迷わず読みに来た。
脇役達を主役に置いて本編のお二人がまた違った形の関わり方でストーリーを彩った。
番外編はファンが読むので星は高くなり勝ち。
私も甘く付ける流れ。
奥付含め202頁。表紙の後カラー絵3種、「
東宮のピアッフェ」45頁、「鹿王院宮の夫問ひ」45頁、「お律の薮入り」40頁、「陛下のプロトコル」45頁、「柏木の屏風裏」8頁、電子版描き下ろしの「彰子と煕子」4頁。
軽く読めるが、特に、鹿王院宮の三の線が色濃い「鹿王院宮の夫問ひ」に笑った。
たとえお話のことであっても、この話の後も誰もが幸せであることを願う。。。
「陛下のプロトコル」は、本編のほうで驚かされたほどの新鮮な筋立て、練られた妙味は減ったが、退位後の(退官後の)二人を垣間見せてはくれている。
負けて5星。本編の面白さのベースあったればこその番外編の価値、脇役にスポットライトを当てる趣向そのものは大歓迎。
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