異世界転生万能チート能力のあらゆるテンプレを詰め込んだような作品。
序盤の展開はなかなかに面白く、作品に引き込んでいくような流れが2〜3巻あたりまで緩やかに続くが、その後はよくあるタイプのチートでなんやかんやしてやっちゃいまして目立ってし
まいました的なお話の連続になり、マンネリ化していく流れ。
エロ方面ネタも目立つものの、直接的に絵として描写している場面は意外と少ないため、意識的にさらっと流せなくもない内容。個人的には主人公の可愛い女の子に対してのセクハラ思考の方が気になったくらい。
最大の問題は、本来はかなり絵の上手い作者さんが巻数を重ねるにつれて悪い意味で手の抜き方を覚えてしまったように感じること。最新刊に近づくにつれてどんどんキャラクターの描き方の簡略化が進んで、それに応じて独特な感じの絵柄に変化していくのが個人的には残念。
内容に飽きてきたり、絵柄が合わなくなったなと思ったあたりで離脱するのが良い読み方かも、と思わせる作品。
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