今回のヒロインはいつもとちょっと違うって聞いてたけど、津谷先生のヒロインは、やっぱり可憐で透き通るような印象を感じる。ヒロインもヒーローもお互いを深く愛しているにもかかわらず、ためらい、すれ違い、行き違いを何度も重ねてしまって、読んでいて苦
しくなった。最後はちょっとあっさりまとまった仕上げで、それは何の問題も無いんだけど、私としては、もう少し幸せいっぱいのふたりが見たかったかな。それと津谷先生の描く子供は、どんなに小さなカットでもにこやかで可愛らしいのに、今回の子供は無表情でいまひとつパッとしない。でも、それがあの嫌な夫婦の子供としていい味出してたね。
もっとみる▼