ぼっちで鉄オタを満喫している幅岸とぼっちで生きていくと決めている葛谷。同期の二人が旅先で偶然出会い、自分とは覚悟も背景も違う葛谷に興味を持つ幅岸。
同じプロジェクトに関わることで接点が増え、葛谷に惹かれている幅岸がじりじりと距離を縮め
ていく様子が可笑しくて可愛い。ぼっちが楽だと分かっていても誰かを頼りたいときもあり、互いをいい意味で利用しようと契約を切り出すのも面白い。
10年間も抱えていた片思いや引きずっていた日々を吹っ切れた幅岸の強引なのか弱気なのか、よく分からないアプローチも可愛いし、自分の気持ちを自覚できていない葛谷の無自覚な嫉妬も可愛い。
作者さんの意図する草間の立ち位置がよく分からず、ほんの少しモヤるけれど、幅岸への気持ちを自覚した葛谷がめちゃくちゃ可愛いので、草間はお呼びでないよと無理矢理納得することにする。
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