よくある旅行記エッセイとか海外住み異文化エッセイかと思ったのですが、ちょっと違いました。それがベースではあるんですが、主人公の内面というか、抱えてるものが、淡々とした話の展開のところどころにじんわり染み出ている感じが、なんか良かったです。若
干の生々しさというか、海外の生活を描いてるんだけど、ちゃんと「人」を描いてる感じがして、ちゃんと物語だなあ、と。
ドイツが好きで、たまたま1巻の表紙を見つけて「あー！うーばーん(ドイツの地下鉄)だー！」って思って試し読みしてみたらなんか掴まれちゃってそのまま購入したんですけど、私的にアタリでした。本屋じゃなく電子書籍でこういう出会いって珍しいので嬉しいです。
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