最初「クセのある絵だな」と敬遠しかけたけど、評価の良さが気になって読み進めたらあっという間にどハマりしました。絵柄も意外とすぐに馴染んで …というか、ちょっとしたキャラクターの表情がグッと沁みるようになってきました。クセのある、じゃなくて味
わい深い絵柄だった。なんて自分は愚かだったんだ…
登場人物が全員愛おしい。ちょっと屈折していたとしても心の中にあるのはピュアな思いなので、どこかに共感ポイントがあったりします。
物語を作る技術という面から見てもかなり優れた作品だと思います。全員が何かしらの矢印で繋がっていく関係性だけど、混乱させることなく読者をすんなりストーリーの世界の中に軽快に引き込んでいく。これかなり見事だと思いました。
個人的には、作者さんのあとがきがジワジワと刺さりました。ぜひ最後まで読み進めてあとがきまでたどり着いてほしいです。
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